4月にリターンマッチ 再燃する中央銀行のバブル (2012.02.22)
利食い売りに反落。一服した。円ドルが79円台後半になり13日連続安。日経平均も前日の騰落レシオ136%とあってオーバーヒート。旬日の調整とみられる。20日深夜に及んだギリシャ追加支援を巡るユーロ圏財務相会合を物語るもの。NYダウ3連休明けが注目される。貸す方、借りる方も選択の余地なし。条件つきで承認、事実上先送りと述べた。4月下旬、ギリシャの総選挙で再びリターンマッチ。双方痛みに耐えかね、時間をかけて信頼をつなぎとめるほかない。ECB、IMFもアップアップ。本尊はEUに加入しなかった英国とスイスにいるというが、ドイツのフランクフルトが本丸だけに返り血を浴びて手負いの身。内部でもめているという。当然のことだ。9・11と3・11による12月22日(日本時間)フォトンベルト入り。翌日から空白のマヤ暦を持ち出し世界政府樹立云々のプログラム。7~8月ロンドン五輪にかけてウィリアム王子のセレモニーから本番と聞いている。BRICSを持ち上げ、PIIGSを引き回し、自分たちだけ難を逃れ実現できるかどうか。むしろ、来年のFRB創立100年が焦点。第3次金融緩和後の情勢。「世界支配」のネタが割れそうで興味深い。ともあれ、ギリシャ追加支援が民間の元本削減負担増で折り合い執行猶予。4月の総選挙後に決着を持ち越した。このため、材料出尽くし。■■■(****)、■■■(****)のほか、■■■■■(****)、■■■■(****)も調整に入った。彼岸底を目安に買い戻すとみられる。21日目立ったのが■■■(****)。全市場値上がりランキング31位。17万3400円で引けた。1月20日を初動に1ヵ月上げ続け、★★★102の■■■■(****)や★★★‐CO1の■■■■(****)、★‐288310の■■■(****)、さらに■■■■(****)などじり高。癌治療用ワクチンの治験が進み、製造承認申請に向けた期待が高まっている。21日付日経トップで先端医療の実用化が早まると伝えられたのも手掛かり。先駆したのが★★★102。3年がかり追跡しているもので、治験が終了し製造申請、認可待ち。OKとなれば世界初の癌治療用ワクチンが誕生する運び。ほぼ射程圏だけにモノになるまでおつき合い願いたい。癌診断薬では■■■■(****)がリード。じっくり拾うところだ。2000年にヒトゲノム解読を見越して1万7000円の高値。抗体メーカーでは世界でも指折りの存在。10年越しに出番がやってくる。
日経平均は22円安。3日ぶり反落し9463円の引け。出来高23億8000万株、売買代金1兆3000億円。後場見送られたものの押しが浅い。円ドル80円接近、円ユーロも106円台に迫り円安シフト。外資のプログラム売買に沿ったものだ。前日述べた日銀の金融緩和。あれほど国債の直接購入を拒みながら、インフレターゲット1%を目安に1年40兆円規模で買うといい出した。資産買い受け基金65兆円。国債のほか社債、株まで買うと表明したわけだ。欧州の資金繰りを名目に米国の圧力と考えられ、先進国最後だけに上げ一服となった。しかし、4月のギリシャ総選挙を見越し彼岸底をつけると第2幕。欧米につぎ日本でも中央銀行バブル再燃。日経平均1万円大台回復も時間の問題だ。欧米は資金繰りに追われ、相場の損を相場で取り戻す構え。■■■■■(****)、■■■■(****)の押し目に注意を払いたい。■■■■(****)は今週で調整が一巡する。(了凡)