証券ビュー

アンコール伊勢町

2012年しのぐ決意 吠える■■■の現場見ればよし (2012.02.12)

9日ギリシャ緊縮案受け入れが決まり一服。高値整理とみられる。10日SQ値9011円が物語るもので、現状維持前提の経過。緊縮案一辺倒でIMFの餌食。97年アジア通貨危機、08年破綻したアイスランドの例もある。民主党が行革法案に盛った国家公務員の人件費2割削減も現状維持が前提。消費税引き上げと刺し違えのデフレ政策。平成版幕藩体制を守ろうとする財務省の浅知恵によるものだ。むしろ税収が大幅に落ち込むとみられ、永田町と霞が関がギリシャのレベルに最も近い。民間はリーマンショックから維新の連続。売り上げをつくるのに必死である。震災、原発事故、円高、欧州債務危機、タイ洪水を受けて拍車。じっとしていられない。10日発足した復興庁も評判が悪い。震災から約1年遅れた上二重行政のそしり。妨げになりコスト増の恐れもある。欧米と違って復興債が実需に充当されるため黙認しているが、PIIGS向け金融支援は相場で大破した仮需の後始末。3月の次に6月が関門といわれ、満期償還引っ切りなしだ。どこでつかまるか時間の問題。このため、外資もびびっているのが実情。ビジネスの現場では、欧米や中国より近頃日本企業が見直されている模様。実物経済、品質、価格、決済、メンテなど信頼と技術が決め手という。米軍の普天間移設と海兵隊グアム移転も米国の事情によるもので、06年から5年経過し決まらないところがミソ。次第に日本のペースになってきた。北方領土もロシアに対し返せといって諦めない。いまとなれば、破綻すると負け。世界中、持続可能なラストリゾートを彷徨している。欧米や中国が2年もたないといわれる一方、日本にとって今年、来年が正念場。吠えるような■■■(****)の現場を見ればよし。再びGMを抜いて世界一に返り咲くのも夢でない。09年11月全米公開されたパニック・サスペンス映画2012。マヤ文明の暦をヒントに、12月21日地球が滅亡するという設定。当事者が必死のサバイバルを繰り広げるが、本尊は自分たちだけ生き残ろうと内輪もめ。ウラル山脈に地下都市をつくり、その後爆破されたというが定かでない。12月21日のフォトンベルト入り。ノストラダムスを思い出すが、冷静に受け入れると乗り切れる。何が起きても2012年をしのぐ決意。復活につながるためだ。来年の節分明けにも立場が一変する。

日経平均は55円安。8947円の引け。出来高23億6100万株、売買代金1兆2800億円。うちSQ8300万株、850億円。ギリシャの緊縮案受け入れに対し、ドイツが支援決定に条件をつけ、15日のユーロ圏財務相会合でも先送り。3月に持ち越す見通し。このため、円ドル77円台後半ないし円ユーロ103円台でもち合い圏。彼岸底を視野に踊り場と考えられる。2日述べたように復興関連が無難。ゼネコン大手4社に■■■■(****)、■■■■■■■(****)。玄人受けする■■■■(****)も有力。3Q下方修正したが3円復配。復興庁が発足し大型受注が見込まれるためだ。大袈裟にいうと復興バブル。評判が悪いからといって世界で唯一の大型案件。一斉に嵩上げも考えられる。主力どころは3Q発表をめどに一服。代わって、■■■(****)、■■■■(****)、 ■■■■■■■(****)に見どころ。しばしば述べる■■■(****)、■■■■(****)も堅調。上昇トレンドがはっきりしてきた。(了凡)