証券ビュー

アンコール伊勢町

米国の振り子前代未聞 コロナウィルス終息マッチポンプ (2020.03.03)

 週明け6日ぶり反発。日経平均中陽線の引け。自律反発にとどまった。前場持ち高調整売りが一巡すると、日銀が2週間の期限つきで5000億円「徳政令」を発表。先物に買い戻しが入り、後場厚労省も休校で休業をやむなくされた保護者に期限付き賃金補償を表明し二の矢。お上の対応に批判が多い。北朝鮮の飛翔体発射や習主席来日延期も流れとりつく島もない。次第に伸び悩んだ。受け売りだが、ダウの連続下落記録8日。歴史的に6回といわれ、2月28日7日連続安。ウォール街で週明け底入れといわれた。前週末日経平均12ヵ月と24ヵ月線によるゴールデンクロス(2万2069円)が脱線転覆により御破算。中長期意外高の芽を摘まれ、騰落レシオ(東証一部25日52.31)が反発の手掛かり。売られ過ぎに輪を掛けたもので一時451円高。買い戻し一巡から拍子抜けだ。日経平均先物によると、3月2日大証の引け2万1170円(+0.43%)に対し夜間取引同、シカゴ円建て1280円。ダウ先物も2万5816ドル(+1.78%)と高い。VIX恐怖指数35.99(-8.09%)、ビットコイン円940,000(+1.84%)も動転したまま。2日米ISM製造業景況指数、3日スーパーチューズデー、4日同ISM非製造業指数、6日同雇用統計発表待ち。ロイターによると、28日中国の当局者が新型コロナ感染拡大で1~3月期大きな打撃を受けるが、さらに拡大しない限り4~6月期急速に持ち直す旨アナウンス。様々な国に拡大すると、世界経済が劇的に落ち込むとも述べた。3分の1戻し2万1971円、半値戻し2万2499円が当面の目安。ダウ追随に変わりない。新たな手掛かりがナスダックに上場しているモデルナ。2月24日から急騰し27日36ドル(昨年8月11ドル)の高値。米マサチューセッツ州に本社があるバイオ医薬品メーカー。メッセンジャーRNAを利用した医薬品の開発を手掛け、コロナウィルス向けワクチン(通常1年以上)の開発に成功。全米国立衛生研究所に納入したという。トランプ氏や米CDC(疾病対策センター)がコロナ終息の主導権を握り、マッチポンプの関係と考えられる。■■■■■■■■(****)の「アビガン」が患者の免疫を補完するのに過ぎず、■■■■■■■(****)の「COVID-19」(新型コロナ感染症)検査試薬開発も始まったばかり。モデルナのワクチンでしこたま稼ぎ、株高に跳ね返ること請け合い。前代未聞の展開とみられる。月替わり相当な反発。3、4月ふるい落としを織り込んだ。米国の振り子が未明日本に飛び込み、ダウ倍返し3万2000ドル説も消えていない。IOCが東京五輪9、10月延期を日本に持ち掛け、大スポンサー米国TV局の反対で1年後という。消費増税の折り、コロナ不況に五輪1年延期では国内消費がもたない。半値戻しを目安に手仕舞売りも選択肢になった。
 3月2日の日経平均201円高。大引け2万1344円。TOPIX1525(+15)。東証一部の出来高20億3500万株、売買代金3兆5200億円。値上がり1892(値下がり240)。10年債-0.140%(+0.020)。米10年債1.077%(-0.051)。上海総合が2970(+3.15%)で引けた。マザーズ指数の引け741.51(+5.83%)。急反発した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。四方八方、徳政令に追い込まれ幕末気分。世界中、維新がやってくる。(了凡)