月替わり相当な反発 3、4月ふるい落とし織り込む (2020.02.28)
全面安。日経平均中陰線の引け。ターニングポイントだ。26日ダウ123ドル安(一時461ドル高)によるもので、新たにギリシャとブラジルを含めコロナ感染5大陸に拡大。残り南極を除き「対岸の火事」なし。3、4月世界レベルで対策が本格化する見通しだ。関係分の■■■■■■■(****)が大幅高。「COVID-19」(新型コロナウィルス感染症)の検査試薬開発着手を好感している。富山化学を買収した■■■■■■■■(****)の「アビガン」に続くもの。日経平均先物が夜間取引で買い戻され、28日現物の引け2万2069円以上ならゴールデンクロス。月替わり相当な反発が見込まれる。27日一時200日移動平均線2万2194円を大幅に下回り、騰落レシオ(東証一部25日平均)59%台に低下。自律反発なしに収まらない。中国より海外のコロナ感染者が多くなり、26日米国で1500億ドル(約16兆5500億円)アルゴ取引によるシステム売りが出た。このため、S&P500種が2015年以来2日連続大幅安となり、行き過ぎて月末資金流入も伝えられる。3連休明け米10年債1.30%(2016年1.32%)、18年2月以来VIX恐怖指数一時30台、1ドル112円20銭(昨年4月112円40銭)の円安など売りが集中。リスクオフ一色になった矢先、月末リスクオン。リバウンドも大きい。株や債券、為替、金・原油先物などリーマン・ショック前と似ているが、昨年8月土壇場で別人に生まれ変わった市場。ブルこそ努力の産物だ。市場がコロナ感染ピークアウト持ち越しを大半織り込んだことも事実。2月に3、4月ふるい落としを先取り。コロナ春に小康、北半球の夏場姿を消すのが次の仮説になった。自律反発をきっかけに値幅から日柄整理。23日武漢封鎖1ヵ月を過ぎても解除の見通しがつかないためだ。中国では多くの人がコロナ感染拡大を政府批判に使い、国内外で米国が中国に使用した生物兵器とも主張。人工的につくり出した生物兵器を確認する科学研究によると、ウィルスが広がるのを容易にするため加えられた要素、免疫機構がウィルスに抵抗する能力を減らすという。ウィルスは空気と接触して広がり9日生きるため、症状を示す前に遠く広く拡散する。死亡率15~18%といわれ大きな脅威。信頼できる情報を入手するのが困難としても、日本のメディアに出ない海外の情報を断片的にお伝えできる。誰が何のためコロナをばら撒いたのか。米中資金ショートが主因とみられ、春節明け目くらましと述べた。双方大国だけに無理が通ると道理が引っ込む。昨年8月に続き2月の3連休明け逆イールド、VIX恐怖指数、為替などガチンコ。市場を大荒れにして次の流れをつくった。閃きや理詰めで説明できない踊り場。無事乗り切ると光明が見える。日経平均先物によると、27日大証の引け2万1850円(-2.15%)に対し夜間取引1900円、シカゴ円建て1945円。ダウ先物も2万6698ドル(-0.80%)と乱高下。VIX恐怖指数28.59(+2.66%)、ビットコイン円971,750(-0.11%)然り。売ると上がり、買うと下がる相場だ。
27日の日経平均477円安。大引け2万1948円。TOPIX1568(-38)。東証一部の出来高18億1100万株、売買代金3兆1600億円。値上がり77(値下がり2059)。10年債-0.110%(-0.015)。米10年債1.301%(-0.030)。上海総合が2991(+0.11%)で引けた。マザーズ指数の引け747.57(-4.28%)止めを刺しにきた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)二つ。ソマリアとエチオピアでバッタが大量発生しているという。(了凡)