何でもござれの世界 17日後場持ち直した背景が興味深い (2020.02.18)
週明け続落。日経平均小陽線の引け。売り一巡後持ち直した。寄り前、昨年10~12月期GDP実質6.3%減(年率)が伝えられ足払い。アルゴ取引(システム売買)といわれ、国内コロナ感染拡大や消費増税、インバウンドの落ち込みなど内需下振れ。1月発表された米国のGDPが予想を上回っただけに明暗を分けた。個人消費-2.9%に対し設備投資-3.7%。1~3月期、感染拡大の影響が実体経済に広がり外需も下振れの見込み。それにしても、17日NY休場に拘らず底堅い。16日中国財政相が追加刺激策を表明したほか、17日同人民銀が中期貸出制度経由で市中に資金を供給。上海総合2983(+2.28%)、香港ハンセン指数27,959(+0.52%)も好感している。新たに窓を空けて続落したが、引け75日移動平均線2万3445円を上回り、一目均衡表の「雲」より上。2月5、6日空けた窓を埋めて反発しており、75日線が中長期リバウンドの目安になりそうだ。本来、コロナウィルスの感染者や死者拡大でなく、誰が何のためにやったか問題。年末年始、日産自前会長レバノン逃亡や米軍イラン革命防衛隊司令官殺害に続くコロナウィルスばら撒き事件。米中の金融危機隠蔽が主因といわれ「天災」含み。本尊筋さえ指揮系統が定かでない。この上、24日の新月や3月24日、4月5日にかけてパワーバランスが崩れるといわれ正念場。月末ゴールデンクロスを仮説に調整3月に持ち越しとも述べた。本尊筋のダウ3万2000ドル説を刷り込んだもの。17日NY休場を踏まえ、後場持ち直した背景が興味深い。日経平均先物によると、17日大証の引け2万3540円(-0.38%)に対し夜間取引3510円、シカゴ円建て3515円。ダウ先物も2万9445ドル(+0.17%)と訳あり。VIX恐怖指数13.68(-3.32%)、ビットコイン円1,074,331(-1.71%)にも反映している。現在、パニック初期といわれる日本。1~3月期、中国のGDP落ち込みに驚くな。CDC(米疾病予防管理センター)によると、感染のピーク4月上旬。ワクチン大量投入により5月中旬以降減少の見込み。このため、4~6月期も下振れの公算が大きい。習氏来日延期説にもうかがえる。22、23日サウジでG20が開催される予定で何でもござれ。7月から資金供給ペースを落とす旨示唆したFRBに対し、中国や欧州緩和一色。円安ドル高の要因が米国の株高という。10年債の金利差が昨年8月以来1.6%にとどまり本来円高。ところが、現在対ドル109円台で昨年8月102円台の説明がつかない。世界が不況でも米国好況というわけだ。週明けからゴールデンクロスカウントダウン。昨年8月安値を売り叩いた買い戻しが後押し。ダウピーク更新こそ最大の支援材料に変わりない。世界を煙に巻く本尊筋打ってつけの脚本に転機がやってくる。
17日の日経平均164円安。大引け2万3523円。TOPIX1687(-15)。東証一部の出来高11億6500万株、売買代金2兆0100億円。値上がり294(値下がり1819)。10年債-0.040%(-0.005)。米10年債1.587%(-0.025)。マザーズ指数の引け828.80(-1.53%)。出直しだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。何でもござれの世界になってきた。(了凡)