2月ゴールデンクロス ダウ最高値更新が最大の支援材料 (2020.02.12)
週明け続落。日経平均小陽線の引け。後場下げ渋った。前週末米主要3指数5日ぶり反落によるもので、11、12日FRB議長の議会証言から14日SQにかけてイベント待ち。気迷いが尾を引く見通し。7日抜けたはずの一目均衡表雲の圏内。25日移動平均線2万3599円が下値の目安といわれ、ブルベアがっぷり四つ。世界を煙に巻く打ってつけの脚本だ。直近、新型コロナウィルスによる世界の死者910人。中国の発表で同国の感染4万171件に対し死者908人。100億ドル(約1兆1000億円)投入し感染阻止。医療品を各地に送るという。突っ込んだ情報によると、中国政府がこれまで公表した武漢の感染率0.036%。日本政府3機チャーターに伴う武漢帰りの邦人565人1.416%。明らかに不自然で1、2ケタ虚偽・偽装とみられる。現在、同国の封鎖都市に延べ4億人監禁され、「歴史上初の国家的実験」(ブルームバーグ)という。今後突然感染が広がるといわれ、タイの医療研究機関が新型コロナウィルスについて体外でも8日以上生き延びると発表。迂闊に動けない。CDC(米疾病対策センター)によると、感染者数のピーク4月上旬。ワクチン大量投与により患者減少が見込まれるのが5月。6月以降になると欧米中心に五輪キャンセルが避けられない。幸か不幸か、過剰流動性が長期化。やがて、インフレ、金利上昇、株安がベアの言い分。そうでなく、中国の成長率が1%落ちても世界経済の減速0.2%止まり。大不況説に異を唱えるのがブル。1月30日述べたように、4月鎮静化を仮説に日柄整理。習氏来日と五輪目前に非常事態解除の有無を検証する場面。中長期12か月移動平均線と24ヵ月線ゴールデンクロスの見方に変わりない。2月末の引け2万2069円以上ならアベノミクス3度目。最初2013年1月末1万1138円。その後、16年5月2万0952円まで88%上昇。2回目が17年6月の引け2万0033円。その後、18年10月まで22%上昇した。トランプ氏の弾劾裁判が「解決」したとはいえ、6月にかけてダウ3万2000ドル説が本尊筋の本音に近い。2月末の引けにかかってきた。日経平均先物によると、10日大証の引け2万3640円(-0.80%)に対し夜間取引3590円、シカゴ円建て3605円。ダウ先物も2万9016ドル(-0.10%)と小幅続落。VIX恐怖指数16.10(+7.62%)、ビットコイン円1,077,829(-3.17%)まちまち。上海総合2890(+0.51%)、香港ハンセン指数27,241(-0.59%)然り。世界中、がっぷり四つになった。局面打開が財政出動。国内でポスト安倍の動き本格化。国土強靭化庁新設が近いという。
10日の日経平均142円安。大引け2万3685円。TOPIX1719(-12)。東証一部の出来高11億6100万株、売買代金2兆0600億円。値上がり588(値下がり1494)。10年債-0.060%(-0.020)。米10年債1.567%(-0.018)。マザーズ指数の引け840.90(-1.06%)。問題ない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。ダウ最高値更新が最大の支援材料といわれる。12日取材のため、13日付本欄休載の予定です。(了凡)