ポスト米中合意の矛先 世界中幕末気分、維新がやってくる (2020.01.17)
買い一巡後見送り。日経平均小陰線の引け。材料出尽くしだ。15日米中部分合意署名によるもので、続伸したダウ90ドル高に違和感。ポスト米中合意が見当たらない。今年6%減速が伝えられる中国経済に2000億ドル(約20兆円)輸入増をもたらすもので消化難。米国でゴールドマンが株高の持続に疑問を投げかけている。マレーシア政府系ファンド汚職に元幹部が関与したせいもあるが、米当局と和解を条件に監視強化が伝えられ、米銀ウェルズ・ファーゴ後遺症を受けてソロモンも慎重。にもかかわらず、資金のはけ口がなく消去法で株に潜り込んでいる。国内も中国関連や金融が売られ、初めて新型ウィルスの肺炎が確認され医薬品人気。■■■■■■(****)も連動した。後場寄り後、★-◆◆◆◆◆◆第Ⅲ相臨床進捗に伴うマイルストーン受領を手掛かりに一時98円。引け後、2336万株の大商いに第30回新株予約権の権利行使430万株と発表。未行使513万株に絞られた。主幹事の嵌め込みが伝えられ、夜間取引でも93.9円をつけ商いを伴なっている。ノーベルファーマとライセンス契約によるもので、旧三菱化成と三菱化学に鍛えられたノーベル塩村社長(1954年~)の事業化に一歩二歩前進。17日、底放れ高も考えられる。錦鯉や国産の希少ウィスキー、16日伝えられた2019年金地金の買い取り33.7万トン(倍増)などに似た趣向。不均衡バブルの一端とみられる。昨年12月27日、円建て1グラム5343円(税抜)をつけている。世界、中銀による債券バブルの副作用。昨年9月を境に同10月「QE4」(第4次金融緩和)で再燃。ポスト米中合意の矛先になった。5Gを除き世界の主要企業が設備投資に慎重なためだ。今年前半、グレートローテーション(歴史的な資金移動)の打診が本格化。ダウ3万ドルを仮説に検証する場面だ。ロイターによると、今やリターンを見込め流動性もあるのが株だけ。逆イールド以来、めぼしい金利が世界中刈り取られたという。面白いデータがある。発会で日経平均が大幅安で始まると71%の確率で年足大幅高。1988年346円安、98年301円安、99年406円安、2008年616円安、14年382円安、16年582円安、19年452円安がそうで、今年451円安。98年と08年の金融危機が年足マイナス。これを含め平均7.27%上昇。少くても2万5376円。上昇した5年の平均20.47%で8499円になるという。日経平均先物によると、16日大証の引け2万3940円(+0.13%)に対し夜間取引3950円、シカゴ円建て3955円。ダウ先物も1万9112ドル(+0.29%)と確り。VIX恐怖指数12.09(-2.42%)、ビットコイン円961,000(-0.60%)を寄せつけない。理路整然といいくるめできないレベルにきた。
16日の日経平均16円高。大引け2万3933円。TOPIX1728(-2)。東証一部の出来高10億3300万株、売買代金1兆9300億円。値上がり654(値下がり1406)。10年債0.005%変わらず。米10年債1.786%(+0.006)。上海総合が3074(-0.52%)で引けた。マザーズ指数の引け886.60(-0.05%)。出番待ちに変わりない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。15日以降、インサイダー情報筒抜け。時間稼ぎがはっきりした。世界中、幕末気分。維新がやってくる。戦前が戦後になるのと同じだ。(了凡)