買いが広がるまで待つ 矢も盾もたまらなくなる来年前半 (2019.12.26)
売り一巡後模様眺め。日経平均小陰線の引け。7年ぶり薄商いという。24日短縮取引に反落したダウ36ドル安の延長上。25日Xマス休場を見越し安値引け。8日連続陰線を引き膠着状態だ。昨年のXマス1011円安。年末にかけて戻し、発会一時773円安(引け452円安)だけにわかる。20日現在、信用売り残が369億円減少(買い残528億円増加)したほか、東証一部の空売り比率24日まで9日連続40%割れ。裁定売り残7389億円(買い残8774億円)にも出ている。年末年始6連休に逆日歩を放置できず。昨年悪玉になった米国のISM製造業指数(12月)49といわれ、前回から改善の見込み。13日米中部分合意を手掛かりに598円高。12月のメジャーSQ値2万3895円で事実上納会。その後ガス抜きが続き外資のXマス休暇と重なった。24~25日中韓首脳会談も来春習氏来日を踏まえ、三国志で有名な四川省成都で米国と北朝鮮をやぶにらみ。中国が韓国と日本に朝貢を仕掛けたという。日経平均の日中値幅41円。動くに動けないのも事実でJQ、マザーズが続伸している。5日移動平均線2万3823円と25日線3536円の上昇トレンドが生命線。12、13日空けた窓の上限3775円を下回れば整理が長引くという。何より、NYが手詰まり。ダウが24日現在年間上昇幅5187ドル。過去最大の17年4956ドルを上回る。米中対立リスクに米景気後退説も下火になった。ゴルディロックス(適温相場)再来も伝えられる。来年前半、持たざるリスクを理由に買いが広がるまで待つのが一つの方法。2万4000円カイから矢も盾もたまらなくなるはずだ。グレートローテーション(歴史的な資金移動)が背景にあり、ロックフェラー翼下のシティーグループ協賛。国際金融資本の本尊筋からアタリがきている。米国を頂点に周辺や新興国など裾野を広げ、世界株高の脚本をそれらしく演じるわけだ。日経平均先物によると、25日大証の引け2万3710円(-0.21%)に対し夜間取引3690円、シカゴ円建て3755円。ダウ先物も2万8508ドル(-0.15%)と小甘い。VIX恐怖指数12.67(+0.48%)、ビットコイン円791,332も開店休業状態。半面、NY金先物が1500ドル台回復。国内も25日1g 5304円(税抜)をつけ9月高値を更新。円安基調で国際価格が上昇し、円建てに跳ね返っている。金融審議会が25日、東証3市場に再編する旨改革案を了承したというが、東証が具体的な制度設計に踏み切っても2020年6~7月の見込み。TOPIXが数年後といわれ、グレートローテーションでもみくちゃになりそうだ。
25日の日経平均47円安。大引け2万3782円。TOPIX1721(-6)。東証一部の出来高7億7600万株、売買代金1兆0900億円。値上がり469(値下がり1594)。10年債-0.025%(-0.025)。米10年債1.901%(-0.026)。上海総合が2981(-0.03%)で引けた。マザーズ指数の引け892.32(+1.44%)。リスクオンだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。数えるほどだ。■■■■■■■(****)は駄目押し。ダークホースになった。(了凡)