証券ビュー

アンコール伊勢町

危機を受け入れること 債券バブル崩壊から日本株買いも道理 (2019.12.06)

 3日ぶり反発。日経平均小陽線の引け。25日移動平均線2万3327円を上回った。4日米主要3指数反発によるもので、26兆円規模の経済対策(財政支出13兆円)も支援材料。75日線、200日線が上向きで中長期トレンドよし。米当局者が15日対中追加関税前に「第1段階」合意を見込んでいる。中国外相は「状況次第で希望を持てる」と述べ、同駐米大使の「対立を望む勢力がある」旨も事実。市場力学と経済合理性が綱引きになった。9月26日に75日線が200日線を抜いてゴールデンクロス。1980年から39年間で11回に過ぎない。9回目が2012年12月25日。民主党から自民党に政権が交代し、1万0080円が13年5月22日の1万5627円まで55%上昇。10回目が消費増税絡み。14年8月3日1万5213円が15年6月24日の2万0868円まで37%上昇。10回目を参考に9月26日の引け2万2048円から同じ日柄211日で上値を弾くと3万0205円。来年4月下旬がピークという。中長期ゴールデンクロスによる経験則。仮説に違いないが、8月14日の逆イールドにめげず圧倒的な弱気をしのぎ、9月26日活路を見出した少数派。共通するものがある。当たり屋につけ。外れ屋に向かえという。受け売りだが、次期米大統領選でトランプ氏再選。民主党のウォーレン、バイデン、サンダース氏も落選。にもかかわらず、副大統領ペンス氏が浮上している。四選を否定した安倍首相に対し、二階幹事長(80)の参院議長就任。岸田政調会長(62)を後任に起用し、トランプ・安倍氏のコンビがペンス・岸田氏に変わる公算もある。リーマンショックから超金融緩和10年余。再び金融相場に逆戻りして出口の見えない場面。当たり屋につかないと立つ瀬がない。マイナス金利自体、資本主義を否定するもので、満期まで持ち続けると損が出る仕組みだ。中途で鞘稼ぎしようと最後に誰かつかまる。前日、2020年どこかで債券バブル崩壊。フルイがかかると述べた。8月の2度新月を踏まえ、年末に落ちがつくホロスコープ(天体の配置図)の裁定。早くて半年、遅くても18カ月で米景気後退入り。中国は無論、日本も金利上昇と株安の影響を受ける。利払いが困難になるゾンビ企業の破綻が相次ぎ取り付け騒ぎ。日経によると、3年連続支払利息が営業利益を上回った企業が欧米・中国・アジア・日本で上場2万6000社のうち5300社。欧州1439社、米国923社にひきかえ、日本僅か109社という。法人企業統計によると、2018年度の日本企業内部留保463兆円で7年連続ピーク更新。不測の事態に備えており、債券バブル崩壊から日本株買いも道理だ。日経平均先物によると、5日大証の引け2万3310円(+0.91%)に対し夜間取引3430円、シカゴ円建て3380円。ダウ先物も2万7708ドルと確り。VIX恐怖指数14.45(-9.46%)、ビットコイン円800,002(+2.20%)。綱引きが続いている。
 5日の日経平均164円高。大引け2万3300円。TOPIX1711(+8)。東証一部の出来高11億5300万株、売買代金2兆0300億円。値上がり1275(値下がり784)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。危機をポジティブに受け入れることだ。(了凡)