来週カウントダウン 2020年どこかで債券バブル崩壊 (2019.12.05)
続落。日経平均小陰線の引け。正念場だ。25日移動平均線2万3225円のほか、一目均衡表の転換線3319円、基準線3156円も下回り後場小動き。■■■(****)と■■■■■■(****)が堅調で建設、不動産、電気・ガスなどディフェンシブ関連確り。日経平均1.05%値下がりに対しTOPIX0.2%にとどまった。米主要3指数3日連続安(下げ幅600ドル)を受けたもので、トランプ氏がロンドンで「中国と貿易合意に期限なし」と述べる一方、米商務長官も「合意なければ15日から第4弾発動」を示唆。米議会が香港に続きウィグル人権法案を可決しただけに世界中リスクオフ。仏経済・財務相が米国の制裁関税にEU報復をほのめかし、昨年同様年末株安まで噂にのぼった。間際まで合意期待を持ち越し、TOPIXの25日線1695が下値の目安という。3日、東西冷戦終結からまる30年。平和の配当どころか米中冷戦に仕切り直し。4日北朝鮮が今月下旬に「重大な問題」を決定する旨表明した。昨年4月ICBM・核実験中止を決定し、経済再建を打ち出して棚上げの儘。アラムコ上場を目玉に年末目まぐるしい。気になるのが8月14日。米2年債が10年債利回りを上回り逆イールド発生。米金融政策の限界と述べた。8月2度の新月を踏まえ年末に落ちがつくホロスコープの裁定。世界の債券バブルが吹き上げたもので、7、9、10月FRB3度の利下げで収まったように見えるだけ。早くて半年、遅くても18ヵ月で米景気後退入り。2020年中、どこかで債券バブル崩壊。前日述べた金利上昇と株安が見込まれ悩ましい。米中どんな政策であれ、市場力学と経済合理性に勝てないわけだ。苦難の8月を乗り切り別人になって9~11月こなしたが、年末年始正念場。来年前半まで世界金利低下を流した本尊筋のプロパガンダ。株高の陽動作戦とみられる。9月以降、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を無視した株高が続き、リーマンショック前と似たような場味。説明のつかない異常な低金利で、無理が通れば道理が引っ込む場面になった。デンマークの銀行が10年物住宅担保証券を-0.5%で発行し、住宅を購入すると金利が貰える事態まできた。2012年7.3%に跳ね上がったイタリア国債、41%にも達したギリシャ国債が先行指標という。現在、ともに1.3%前後でゼロに近づくと危ない。突然底が抜けるという。日経平均先物によると、4日大証の引け2万3100円(-0.99%)に対し夜間取引3230円、シカゴ円建て3220円。ダウ先物も2万7601円(+0.41%)と反発。VIX恐怖指数15.22(+2.08%)、ビットコイン円782,862(-1.31%)も落ち着きがない。来週カウントダウンが見ものだ。
4日の日経平均244円安。大引け2万3135円。東証一部の出来高10億8500万株、売買代金2兆0600億円。値上がり1170(値下がり866)。10年債-0.040%(-0.015)。米10年債1.749%(+0.032)。上海総合が2878(-0.23%)で引けた。マザーズ指数の引け912.66(-0.29%)。確りだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。8月に限界がきた金融政策を震源に2020年本震。仮説を立てて検証する。(了凡)