来年前半まで大丈夫 変わらざるを得ない状況7年続く (2019.12.03)
週明け反発。日経平均中陽線の引け。5日移動平均線2万3408円を上回った。中国製造業のPMIが11月50.2に上振れ。米ブラックフライデーのオンライン販売過去最高。さらに、財務省の法人企業統計で7~9月の設備投資7.1%増が新たな手掛かり。一時1ドル109円70銭の円安に振れ、輸出や素材関連も高い。香港の人権法案が米中協議に馴染まず、政治的対立より経済の共存を好感した1日になった。Wトップ説が後退し、11月26日の年初高値2万3608円に挑戦。2018年10月バブル崩壊後の高値4448円も射程圏に入った。2日述べたように、20年前半まで世界の金利低下が支援材料。過去10年で最も緩和された状態に戻るという。シティグループが「21年末まで世界の中銀による資産買い入れが増加する」旨の触れ込み。金融の本尊筋だけに、事実上不均衡バブル再燃・崩壊と受けとめた。英仏のバークレーズやソシエテジェネラルもエールを送り神輿を担ぐとみられる。テールリスク(暴騰・暴落)を棚上げし、辻褄が合わなくなるのを承知でゴーサイン。本尊筋も追い込まれた。アラムコのIPO前に原油先物が急落し処置なしだ。ブルームバーグによると、過去10年余にわたる金融緩和の結果、世界中の政府、企業、家計など債務残高が250兆ドル(約2京7400兆円)にのぼる。世界トータルGDPの3倍といわれ、中国ゾンビ企業の延命、ローン地獄の米国民、アルゼンチンのデフォルト再発懸念など課題山積。経済的問題を起こすことなく債務残高をどこまで積み上げられるか議論百出という。天王星84年・おうし座7年周期(2019 3/6~26 4/26)を巡る新しい時代の到来。一難去って又一難。変わらざるを得ない状況がさらに7年続く見通し。天王星は軸が横向きのまま自転している惑星で革命のイメージ。数年後、世界転覆も考えられる。マイナスの債券利回りが最大の懸念材料。世界中、中銀の政策金利が過去最低になり、米国債のバリュエーション100年ぶりの高さ。バブル再燃を認めながら、いつどこで崩壊するか不明という。日経平均先物によると、2日大証の引け2万3560円(+1.16%)に対し夜間取引3570円、シカゴ円建て3580円。ダウ先物も2万8191ドル(+0.42%)と確り。半面、VIX恐怖指数12.61(+7.32%)、ビットコイン円805,000(-0.99%)も空回り。出番待ちだ。
12月2日の日経平均235円高。大引け2万3529円。TOPIX1714(+15)。東証一部の出来高9億4600万株、売買代金1兆6900億円。値上がり1515(値下がり542)。10年債-0.050%(+0.035)。米10年債1.846%(+0.066)。上海総合が2875(+0.13%)で引けた。マザーズ指数の引け911.51(-0.40%)。小休止に過ぎない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。ECBやIMFが各国政府に歳出拡大を呼びかけている。日本もそうで財政拡大に舵を切った。来年前半まで大丈夫。本尊筋もつかまっただけに、その後修正が必要になる。(了凡)