証券ビュー

アンコール伊勢町

その次が出てこない  企業レベルでは2月6日から (2012.02.05)

手詰まりのまま時間切れ。高安まちまちで小甘い。来週明けを見越している。米雇用先細り、ギリシャ債務交換協議も先送りとみられ、その次が出てこないためだ。NYダウが堅調なのは、1月31日に50日移動平均が200日線を上回りゴールデンクロス。日経平均も25日線が75日線を抜いたことによる先高期待が手掛かり。テクニカルなもので頼りない。それより1日申請したフェイスブックの上場が4~6月になる見込みで、時価総額7兆6000億円、資金調達3800億円の規模からビジネスチャンス。NYダウは2、3月躓いても4、5月持ち直すと考えられる。時価総額でマクドナルドに匹敵し、調達額も04年上場したグーグルの2000億円をしのぐだけに、実現するとピークアウト。思わぬ反動も予想される。グローバルな消耗戦。どれもこれもめどが立たない。ギリシャ債務問題の場合、救済支援でもめているより、貸し込んだドイツとフランスの銀行救済の方が先。損失確定、責任追及をかわしている。PIIGSに対し新たな財政規律でしばると全て失うわけだ。09年末わかったギリシャの粉飾。ゴールドマンがデリバティブを使って簿外処理したため隠れていたが、飛ばさずに満期がきてばれた。ゴールドマンは先物を売っていたという。2010年5月、金利が12%を突破し国債暴落。ポルトガル、スペイン、イタリアに波及。直後から先送りの連続で逃げの一手。ところが、日本も現政権が機能不全。使いものにならない。大臣17人のうち、初入閣10人。就任9日で馘になった前経産相をはじめ力不足の人材ばかり。官僚にしてやられている。ことに、松下政経塾出身者。社会経験なしで故松下翁の成功体験を金科玉条に政策提言しているため中味がない。人材不足を露呈したのが防衛相、衆院外務委員長、国家公安委員長、厚労相、行政刷新大臣など。現在の経産相は前政権の官房長官で、原発事故の誤指導を棚上げしたまま横滑り。幹事長は次期総選挙のため送り込まれたもの。民主党は鳩山、菅、野田で終わった。2012、13年維新、敗戦に匹敵する正念場。しばしば述べる維新の会を新勢力に制度、しくみが変わる場面。欧米や中国が現体制を維持できなくなるだけに、日本も変わらざるを得ない。企業レベルでは2月6日から。ドル・ユーロ売りポジション解消パート2。2、3月が決め手になりそうだ。

日経平均は44円安。後場中頃先物が売られ8831円の引け。出来高23億3300万株、売買代金1兆2600億円。円ドル76円台前半で緊迫している。■■■(****)が前場中頃13万9300円まで戻し一服。■■■■(****)も身を乗り出した。★★★102の治験が終わり解析待ち。事情通の先回り買いとみられる。第Ⅱ、Ⅲ相の経過良好と伝えられ、製造承認に期待がかかる。ヒトゲノムを駆使した癌治療用ワクチン開発をリード。世界初の実用化にあと一歩。4月シカゴ大学に渡る中村教授(59)から支援材料が届くはずだ。提携関係にある■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、さらに■■■■(****)も急動意。世界レベルで癌治療にワクチンが使われる。■■■■(****)は復興関連のダークホース。玄人筋の目にとまり3日187円の高値引け。10日3Q発表待ちになった。2Q若干好転したが、10日復興庁設置を受けて液状化地盤改良の特命工事受注有力。大幅な水準訂正が見込まれる。(了凡)