半信半疑でも動じない 米国で巨大な待機資金が出番待ち (2019.11.11)
前週末伸び悩み。日経平均小陰線の引け。確りだ。7日ダウ182ドル高を受けたもので、8日6ドル高(一時95ドル安)に見合うもの。週明けシカゴ先物が8日大証の引けを95円上回っている。差し引き米中何らかの合意に漕ぎ着ける期待が上回り、米主要企業が発表した7~9月期も市場予想を上回る内容。国内で■■■■■■■(****)にひきかえ、■■■■■■(****)発表が好感されたのに近い。日足を見ると、上下にヒゲを出し5日移動平均線2万3225円が支援。25日に75日、200日線も右肩上がり。2018年10月バブル崩壊後の戻り高値4448円挑戦なしに収まらない。黄金分割で計算すると、8月26日の安値0173円に対し4026円が上値の目安。この上、7879円も考えられる。8日財務省が発表した対内株式投資によると、10月27日~11月2日4209億円買い越し。10月13~19日5222億円、10月20~26日も6493億円もの大幅な買い越し。8月に金融政策の限界と貿易戦争拡大懸念を乗り切り、9~10月ショートカバー(売りポジションの買い戻し)中心にジリ高。別人の相場と述べた。ひきも切らず売り崩しを吸収し援軍がやってきた。8月2度の新月が年末に結果をもたらす旨も興味深い。12日満月(27日新月)だけに目先変化日。天王星84年・おうし座入り7年周期(2019 3/6~26 4/26)のひとコマ。主要メディアの行き過ぎた不安報道が裏面に出た。昨年12月と5、8月の売り叩きによるもので、信用・裁定残の推移を見る限り典型的な需給相場。半信半疑そのものだ。11月に続き来年2月まで売り方の期日。6日、裁定の売り長(7957億円)解消が峠と述べた。1日現在6941億円に縮小したものの7週分の兵糧。トランプ氏のちゃぶ台返しを加味しても動じない。10月別人になった相場。地の利、人の和がうかがえ、残るは11月「天の時」という。日経平均先物によると、8日大証の引け2万3380円(+0.09%)に対し夜間取引3450円、シカゴ円建て3475円。ダウ先物も2万7642ドル(-0.09%)と小甘い程度。VIX恐怖指数12.07(-5.18%)、ビットコイン円969,861(+1.06%)。静観している。米国が10月31日今年3回目の利下げに踏み切り、日本もなし崩し。世界の金融が緩和一色になった。ドイツではECBのマイナス金利深掘りを受け、預金金利をマイナスにする金融機関が急増。10月末135行にのぼるという。顧客に転嫁する段階に入り年末年始悩ましい。ドル相場が金利より量によって支えられた仮説も有力で、9月にレポ金利(国債等を担保とする短期資金の取引)が一時10%台に急上昇。97年と07年に次ぐもので、ステロイド漬けの金融が気懸かり。承知の上でつき合っている。8月以降、米国の予防利下げを口火にバブル再燃。戦後のクライマックスを迎える。否応なく26年まで続き反動の憂き目。数年後、世界中で旧体制が崩壊する見通しだ。
8日の日経平均61円高。大引け2万3391円。TOPIX1702(+4)。東証一部の出来高16億2600万株、売買代金3兆1200億円。値上がり1028(値下がり1022)。10年債-0.065%(+0.025)。米10年債1.935%(+0.018)。上海総合が2964(-0.49%)で引けた。マザーズ指数の引け857.82(-1.83%)。問題ない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。米国で巨大な待機資金が出番待ちという。(了凡)