証券ビュー

アンコール伊勢町

裁定の売り長解消が峠 逆回転するともたない不均衡バブル (2019.11.06)

 3連休明け急反発。日経平均小陽線の引け。ほぼ全面高だ。4日米主要3指数が最高値を更新し、上海総合や米先物高など手掛かり。対中関税一部撤回、米国企業にファーウエイ向け部品販売ライセンス付与も伝えられ、米中「一時休戦」を好感している。1日下振れした5日移動平均線2万2969円を上回り、25日線2235円に75日線1521円、200日線1365円揃って右肩上がり。10月29日の年初来高値3008円を上回り、11月もうひと山と述べた通りだ。米国が12月15日に対中追加関税を取り下げると拍車がかかる。ダウが3ヵ月半ぶり最高値となり、来年11月3日の米大統領選まで1年を切ったのも事実。民主党の有力候補ウォーレン上院議員が国民皆保険を呼び掛け、共にGAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)向け規制圧力を掛けているのが現状。これから1年、米大統領選を控え株高に異論ないが、行き過ぎた債券バブルやGAFAに偏ったマネー集中の反動がついて回る。アマゾンのPER87倍。他の3社も20倍(米国株平均9倍)を越え、何らかの理由で逆回転すると世界中もたなくなる。11月3日IPOを発表したアラムコ然り。中長期石油の終わりを意味するものでOPEC崩壊の走り。これまで何度も延期され、原油安やイランとの対立が続く中で強行する。日経平均先物によると、5日大証の引け2万3320円(+2.05%)に対し夜間取引3330円、シカゴ円建て3335円。ダウ先物も2万7464ドル(+0.31%)と確り。VIX恐怖指数12.76(+3.74%)、ビットコイン円1,010,000(-1.08%)ともに小動きだ。株と債券の温度差に違和感が残るものの、市場を二分する強弱観の対立が均衡をもたらした。成長の限界と分配を巡り立ち往生している。新自由主義やトリクルダウン理論に綻びが見られ、今後下落より上昇する方が中長期痛手が大きい。上がるに越したことはないが、下げも倍返しと考えられ、慎重に駒を進めるところだ。■■■■(****)や■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など驚くほど堅調。需給が織りなすもので、ガス抜きなしに収まらない。10月25日現在、売り1兆3686億円に対し買い5729億円の裁定残が目安。差し引き7957億円売り長解消が峠。米中やサウジの駆け引きと一線を画した相場の潮目とみられる。渋沢栄一関連のうち、関係分の■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)よし。ポスト東京五輪の有力候補。論語と算盤なしに世間を渡れなくなった。天王星84年・おうし座入り7年周期(2019 3/6~26 4/26)をしのぐと、再び「中世」がやってくるという。米国には中世がない。
 5日の日経平均401円高。大引け2万3251円。TOPIX1694(+27)。東証一部の出来高16億6000万株、売買代金3兆0500億円。値上がり1743(値下がり356)。10年債-0.125%(+0.060)。米10年債1.813%(+0.029)。上海総合が2991(+0.54%)で引けた。マザーズ指数の引け876.08(+0.24%)。出番待ちだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。中世が復活すると日本の出番だ。(了凡)