証券ビュー

アンコール伊勢町

売り方の立つ瀬がない 時宜にかなう2024年紙幣刷新 (2019.11.01)

 買い一巡後模様眺め。日経平均小陽線の引け。後場じり高だ。FOMC0.25%利下げを受け日銀も緩和の可能性を示唆。マイナス金利深堀り懸念が後退した。前日ダウ115ドル高、S&P2日ぶり最高値更新によるもの。今回利下げが織り込まれていた上、12月見送りを8割先取り。引けにかけて買われたという。FRB議長が利下げの可能性に余韻を残したのが効いた。一方、中国のPMI(製造業購買担当者景気指数)が10月49.3と半年連続50を下回り綱引き。国内の鉱工業生産も7~9月期102.4(-0.6%)にとどまりまだら模様。つかみどころがない。チリでデモが拡大し、同大統領が11月16~17日予定していたAPEC開催断念を表明。米中首脳会談が宙に浮いた。それでも下がらず体力勝負。ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)がベースとみられる。日足を追うと、10月29日の高値2万3008円に及ばず、5日移動平均線2882円が後押し。この儘3連休明けでも売り方の立つ瀬がない。日経平均先物によると、10月31日大証の引け2万2950円(+0.48%)に対し夜間取引2780円、シカゴ円建て2795円。ダウ先物も2万7066ドル(-0.24%)と甘い。VIX恐怖指数13.12(-0.61%)、ビットコイン円987,000(-1.21%)も締まりがない。折りから、首里城焼失。琉球王国(1429~1879)当時の中心で世界遺産の城跡に復元された沖縄のシンボル。株の高安を云々する場合でない。その点、平成から令和に改元され、2024年上期に千円、5千円、1万円の紙幣(日銀券)を一新する旨時宜にかなっている。これまで概ね20年ごと刷新しているが、1万円札の変更に新たな手掛かり。1984年聖徳太子から福沢諭吉になって以来。「資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一が登場する。1963年千円札刷新の際も伊藤博文に競り負け、当時ヒゲなしで偽造されると真顔で語られた。1840年、埼玉県深谷市生まれ。今となれば、聖徳太子や福沢諭吉をしのぐ重要な人物。ご時世が過渡期で踊り場だけに神通力もうかがえる。直近、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)のほか、■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)を紹介した。さらに続々。5年後、人気化。翌年大阪万博を控えている。一口乗ってみたいものだ。
 10月31日の日経平均83円高。大引け2万2927円。TOPIX1667(+1)。東証一部の出来高14億6200万株、売買代金2兆7100億円。値上がり935(値下がり1145)。10年債-0.150%(-0.025)。米10年債1.771%(-0.002)。上海総合が2929(-0.35%)で引けた。マザーズ指数の引け873.98(+0.46%)。出遅れもいいところだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。5年後といわず、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」が始まるや値上がりランキングの常連。バブル再燃と崩壊を巡る戦後のクライマックスにふさわしい。(了凡)