証券ビュー

アンコール伊勢町

市場を二分する強弱観 渋沢栄一に再会しポスト東京五輪 (2019.10.30)

 窓を空け続伸。日経平均小陽線の引け。膠着状態になった。前日ダウ132ドル高、1ドル109円台目前の円安が手掛かり。機関投資家の指標S&P500種が史上最高値を更新。7月と同様に予想を上回る決算発表が続いているためだ。2018年以降、S&Pがピーク更新のたび調整しているのも事実で、29~30日FOMC0.25%利下げが決まっても、11月1日米雇用統計発表を控え「居心地が悪い」という。米主要企業の7~9月期EPS(1株利益)が8割予想を上回る一方、10~12月期予想を下回るケースも伝えられ慎重。じり高の域にとどまった。25日移動平均線2万2090円、75日線1449円、200日線1304円揃って右肩上がり。売買代金も徐々に膨らみ11月もうひと山。昨年末急落した裏目も考えられる。日経平均先物によると、29日大証の引け2万2970円(+0.53%)に対し夜間取引2920円、シカゴ円建て2915円。ダウ先物も2万7009ドル(-0.16%)と小甘い。VIX恐怖指数13.30(+5.14%)、ビットコイン1,025,645(+1.97%)が牽制に入った。信用取引の売り残が高水準なほか、レバレッジETF(上場投信)の逆日歩再び。裁定残を見ても、10月18日現在売り1兆5388億円・買い5157億円と1兆円以上売り長。アラムコのIPO(新規公開)が年末年始に延び、経済合理性より市場力学で動いている。機関投資家の「冷静な」先安観が根強いだけに、市場を二分する強弱観の対立に見どころがある。市井の一角で渋沢栄一(1840~1931)の時代を説く向きがありピンときた。相手が肝胆相照らす証券界旧知の間柄。天王星84年・おうし座入り7年周期(2019 3/6~26 4/6)と重なるもので、満州事変(1931)直後から84年遡る1851年当時と同じ位相。29日に来日した米ダイアモンド教授が「日本の直面する様々な危機の解決に明治期の経験を生かせる」と述べ合点した。軍隊を英独、裁判を仏、学校を米国に学び、非常に短期間で国家が危機を解決した前例。渋沢栄一が日本資本主義の父といわれ、延べ500を数える主要企業を設立。■■■■■(****)はじめ■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など指折り。5年後、新1万円札に登場するほか、2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公。おのずと関連銘柄がついて回る。ポスト東京五輪の有力なテーマだ。
 29日の日経平均106円高。大引け2万2974円。TOPIX1662(+14)、東証一部の出来高13億2400万株、売買代金2兆3200億円。値上がり1520(値下がり555)。10年債-0.115%(+0.020)。米10年債1.857%(+0.013)。上海総合が2954(-0.87%)で引けた。マザーズ指数の引け877.30(+1.13%)。助走とみられる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。渋沢栄一と「再会」するだけで次の流れがわかる。(了凡)