証券ビュー

アンコール伊勢町

10月から別人の相場 事実上バブル再燃年末高うかがう (2019.10.15)

 前週末続伸。日経平均小陽線の引け。強もち合いになった。米主要3指数続伸を受け、1ドル108円台の円安や香港指数上昇など手掛かり。3連休中、米株高を見越して買い戻しが入った。10月2、3日の窓2万1437~1725円を埋め、25日移動平均線1696円と75日線1299円を後押し。右肩上がりに変わりない。騰落レシオ(東証一部25日平均)133%と再び過熱圏入り。21日に一目均衡表雲のねじれから売り崩しも考えられるが、17日TOPIX4月高値1663の期日到来。24日、日経平均4月高値2万2363円も期日を通過。需給改善が見込まれる。17日米鉱工業生産・設備稼働率(9月)など経済関連指標、米主要企業の決算発表が本格化。国内も18日消費者物価指数が明らかになり決算発表待ち。5月以降、米中対立の影響を相当織り込み、■■■■(****)や■■■■■■(****)を見るとアク抜けしている。米国が15日から対中関税引き上げ延期。農産品など部分合意も漏れ伝えられ、米主要3指数3連騰をもたらした。11日、ダウ319ドル高。アップルが1年ぶり上場来高値を更新したほか、キャタピラーやスリーエムなど中国関連が大幅高。米主要500社ベースで19年7~9月最終減益見込みだけに、部分合意であれ知的財産や為替、金融など進展を好感している。この上、11月16~17日チリのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が新たな手掛かり。米中首脳会談が組まれ、12月に延期分のスマホをはじめ第4弾の何らか合意を期待できる。11日、FRBが短期債月6.5兆円購入を表明し一時517ドル高になった。金利安定が狙いで量的緩和と異なるにしても、「量」が増えるわけで事実上バブル再燃。昨年12月の暴落にひきかえ、年末高をうかがう場面になった。ブルームバーグによると、EUが18日開く首脳会議の結果次第でブレグジット再延期が認められるか。31日ハローウィンぎりぎり協議持ち込しが決まるという。大半織り込み済みで材料出尽くし。米中協議が駆け引きに過ぎず、金融緩和長期化も視野に入った。常にバブルが起きると限らないが、仮に米中が和解乃至関税引き下げ、同撤廃に踏み切ると世界貿易急拡大。5G(第5世代移動通信システム)も予想以上でITバブル(1999~2000年)に匹敵するスケール。こうなると収まらない。北朝鮮の再開発、アジアのインフラ投資など留まるところを知らない。日本はおろか米中のバブル再燃、崩壊につながるもの。過去、五輪開催国で本番前株安に見舞われるケースが多い。今回、2028年ロサンゼルス大会が目安。24~26年崩壊説が道理に叶っている。日経平均先物によると、11日大証の引け2万1800円(+1.30%)に対し夜間取引2040円、シカゴ円建て2035円。ダウ先物も2万6781ドル(+1.12%)とブルそのもの。VIX恐怖指数15.58(-11.33%)、ビットコイン円903,513(+0.55%)も道理。年末が楽しみだ。
 11日の日経平均246円高。大引け2万1798円。TOPIX1595(+13)。東証一部の出来高11億9700万株、売買代金2兆1100億円。値上がり1231(値下がり807)。10年債-0.190%(+0.025)。米10年債1.732%(+0.063)。上海総合が2973(+0.88%)で引けた。マザーズ指数の引け840.28(-1.45%)出番待ちだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など。10月から別人の相場だ。(了凡)