証券ビュー

アンコール伊勢町

光明見える弱もち合い 日本に打つ手なし何をかいわんや (2019.10.08)

 週明け反落。日経平均小陰線の引け。仕切り直しだ。前週末ダウ372ドル高にかかわらず10、11日米中協議の楽観論後退。中国側の消極姿勢に米株先物安が響いた。7日発表された内閣府の景気動向指数(8月)も気懸かり。これまで下げ止まりから4ヵ月ぶり悪化。99.3(7月99.7)にとどまり、10月の消費増税が重荷。下振れ警戒に過剰反応した反動から年末に向け金融・財政の政策対応が見込まれる。中国が国慶節(建国記念日)のため7連休中。8日通常業務に戻る。弱もち合いに違いないが、75日移動平均線2万1285円、一目均衡表の基準線1308円を上回り小反落。25日線1544円と5日線1558円に行く手を阻まれ過熱感解消。東証一部の売買代金が1ヵ月ぶり低水準となり日柄整理に入った。小回り3ヵ月。年末が焦点に変わりない。9月に売り方がつかまり中期上昇トレンド。52週線1319円をキープすると次の幕が上がる。日経平均先物によると、7日大証の引け2万1380円(+0.28%)に対し夜間取引1370円、シカゴ円建て1365円。ダウ先物も2万6400ドル(-0.47%)と小甘い。VIX恐怖指数18.43(-3.61%)、ビットコイン円853,526(+1.32%)も一過性。日本の場合、来週15日対中追加関税引き上げを控え、10、11日何らか米中合意があったところで3連休。今週手が出ないわけだ。需給相場で始まった10連騰の延長上。9月27日現在、裁定売り残1兆7295億円に対し買い残5781億円。差し引き1兆1500億円の大幅売り長。8月をしのいだ買い方に主導権が移った。シカゴツィートによると、5日ストックホルムの非核化を巡る米朝協議で北朝鮮が交渉決裂を強調。米国から妥協を引き出そうとしているが困難。金正恩氏は自分に対する評価を勘違い。日本のメディアも同じで、トランプ氏にとって来年の大統領選に関係ない。米国人は北朝鮮に興味なく、勘違いが命取りになるという。トランプ氏弾劾に関する動きや香港の覆面禁止法に伴うデモ、こじれにこじれるブレグジットなど消化難。1日明らかになったISM(米供給管理協会)が製造業に続き非製造業景気指数も下振れ。4日米雇用統計が発表され50年ぶり失業率3.5%に改善。完全雇用に近い状態で起きた。日本に打つ手なし。何をかいわんや。8月を乗り切っただけに別人になって越年するほかない。本格的な株安1、2年か数年先。アラムコ上場が転機を述べた。売り方が踏むと買い方も投げに見舞われるのが落ち。5、8月安値の期日が目安だ。欧州と日本は、今後数十年防衛コストを負担する意思も能力も失うという。ゼロ成長、マイナス成長になるといかなる資本主義やシステムも機能しない。人口がマイナス成長になると経済も高齢化。消費レベルが落ちるためだ。
 7日の日経平均34円安。大引け2万1375円。TOPIX1572変わらず。東証一部の出来高9億2100万株、売買代金1兆5200億円。値上がり1015(値下がり同)。10年債-0.230%(-0.015)。米10年債1.536%(+0.008)。マザーズ指数の引け868.42(-0.24%)。強気で通している。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****) 、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。弱もち合いでも光明が見える。(了凡)