底上げ機運に弱気無用 オイルピークから食糧ビジネス (2019.09.26)
4日ぶり反落。日経平均小陽線の引け。後場底堅い。円高が一服し配当取りとみられ、24日ダウ142ドル安(一時245ドル安)をやんわり吸収。米主要3指数下落にかかわらず押しが浅い。RSI(相対力指数)が上がり過ぎ、騰落レシオ(東証一部25日平均)139%。世界景気が下向きとなり、株高と馴染まないところがミソ。売り方が8月以降買い戻しのタイミングを計っていて逆に担がれた。AI取引が大半で、メディアの報道に反応して他のアルゴ取引(プログラム売買)も追随した。外資が現物・先物大幅に売り越したまま。探ってみると、人口が減少する日本に二の足を踏み、日本人も預貯金を金融機関に温存し投資をしないためという。米国の景気拡大が11年目に入り、3年以内にリセッション(景気後退)が起きるといわれ、味方が日本しかないことも判明。日銀総裁の死んだような顔を見ると察しがつく。過去40年、延べ1400~1600兆円の裏金を米国に貢いだという。前日NY市場によると、9月の米消費者信頼感指数が冴えず、トランプ氏が国連演説で中国の通商慣行を厳しく非難。民主党に弾劾機運が高まったという。どれもこれも時間稼ぎに過ぎない。やり場のないブレグジット、香港デモ、サウジ石油施設攻撃などこの類い。年末に向け解放エネルギーをためている段階。否応なく米国と日本が来年の米大統領選まで相場をつくるポジションに置かれた。25日午後(日本時間26日未明)、NYの日米首脳会談で明らかになる。日経平均先物によると、25日大証の引け2万1800円(-0.64%)に対し夜間取引1710円、シカゴ円建て1705円。ダウ先物も2万6772ドル(-0.53%)と模様眺め。VIX恐怖指数17.58 (+17.91%)、ビットコイン円906 ,706 (-1.32%)も気が抜けない。25日、現物が5日移動平均線2万2036円を下回ったものの、売り圧力限定的。前日述べた7月25日の戻り高値1823円が下値の目安。理外の理をもたらした需給の粋を10~12月検証する。背景が興味深い。24日述べた2050年問題によるもの。オイルピークを巡り、ロックフェラー財団が石油メジャーの株式を相当手放した。資金不足でなく見込みがないため。20世紀が石油の時代といわれ、21世紀「食糧ビジネス」が台頭する見通し。決定的に不足するリン酸化合物肥料に対し、■■■■(****)を一番手に仮説を立てた。■■■■■(****)や■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)もこの流れにあり中長期妙味。チャート、利回りでも一考の余地がある。ウクライナのチェルノーゼム(黒土地帯)に北米プレーリー、ユーラシアの東端で満州にも穀倉地帯の呼び声。時間稼ぎの新しいテーマだ。
25日の日経平均78円安。大引け2万2020円。TOPIX1620(-2)。東証一部の出来高11億2700万株、売買代金2兆1700億円。値上がり963(値下がり1084)。10年債-0.260%(-0.015)。米10年債1.645%(-0.008)。上海総合が2955(-1.00%)で引けた。マザーズ指数の引け881.34(+0.19%)。977まで読める。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。底上げ機運に弱気無用だ。(了凡)