10月スケールアップ サウジ攻撃と米レポ金利急上昇 (2019.09.24)
前週末続伸。日経平均小陰線の引け。胸突き八丁だ。騰落レシオ136%(東証一部25日平均)、短期RSI(相対力指数)上がり過ぎ。サイコロジカルライン(12営業日中上昇した日数)も11連勝など頭打ち。25日の日米首脳会談、26日配当権利つき最終日を前に上値が重い。20日ダウ159ドル安をはじめ米主要3指数の高値警戒感によるもので、7月につけた過去最高値目前。20日中国の代表団が週明け農家視察をキャンセルして帰国したほか、トランプ氏も「来年の大領選前に合意する必要ない」と述べ米中対立長期化。引くに引けない。17日サウジ石油施設攻撃が「9.11」の焼き直しといわれ、同日NYでレポ金利(現金担保つき債券貸借取引)が一時10%まで急騰。週明け再び米国債入札(約4兆8600億円)があり、18日米国債と金利スワップのスプレッド過去最低。迂闊に出られないためだ。依然5日移動平均線2万2014円を上回り、4月24日の年初来高値2362円をうかがう場面。仮に25日、日米通商交渉合意が署名されると円高懸念が後退。7月以降、■■■■■■(****)1ドル105円、■■■■■(****)同100円が基準レートだけに、翌日権利つき買い戻しに拍車がかかる。堂々巡りが続き時間稼ぎに入った。日経平均先物によると、20日大証の引け2万1910円(+0.18%)に対し夜間取引1790円、シカゴ円建て1795円。ダウ先物も2万6894ドル(-0.68%)と甘い。VIX恐怖指数15.32(+9.04%)、ビットコイン円1,077,808(-1.55%)も半信半疑。20日述べた日経平均の倍動く「日経レバ1570」をなぞるほかない。2016年10~12月、トランプ氏米大統領当選。17年9~11月、日経平均16連騰後26年ぶり高値更新。3度目の正直だ。受け売りだが、ダウ採用銘柄の25%金融業。全体で80%金融収益が稼ぎの実体という。米ドルの生命線が原油決済にあり、シェールガス5~10年、サウジの可採埋蔵量も10~15年といわれ、この儘いくと原油供給に支障が出ること請け合い。米ドルの時代が終わる。2008年のリーマンショックが最初の警告という。米中対立長期化、時間稼ぎのさなか、サウジ石油施設攻撃、米レポ金利急上昇が伝えられ、米ドル本位制の限界も顔を出した。おのずと日本支配に拍車がかかり、バブル再燃も考えられる。GAFAはじめソフト至上の産軍複合体が国家ぐるみのインサイダー取引。いざとなれば、ieepa1977(国際緊急経済権限法)により在米資産凍結。10月1日の国慶節を前に「中国製造2025」の第一段階目標未達という。ブレグジットが10月待ったなし、うかうかしていられない。米軍サウジ増派、16日ソロモンに続き20日キリバスが台湾と断交を発表。3度目の正直にボルテージも上がってきた。
20日の日経平均34円高。大引け2万2079円。TOPIX1616変わらず。東証一部の出来高14億5800万株、売買代金2兆7700億円。値上がり1157(値下がり886)。10年債-0.220%(+0.010)。米10年債1.723%(-0.062)。上海総合が3006(+0.24%)で引けた。マザーズ指数の引け863.98(+1.85%)。やれやれだ。値上がり率ランキングによると、関係分で澤藤(6901)■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。10月スケールアップの公算大。(了凡)