証券ビュー

アンコール伊勢町

週明け一服でも規格外 9、10月検証し年末一歩踏み込む (2019.09.17)

 前週末ターニングポイント。日経平均小陽線の引け。SQ値2万1981円を上回った。6月末に続き米中暫定合意が伝えられリスクオン。行き過ぎた悲観の持ち高調整。週明け一服でも規格外とみられる。13日NY市場によると、ECBの包括的緩和、トランプ氏が中間所得層向け税制改革法案来年発表、逆イールド解消など伝えられ釣りが多い。17~18日FOMCで利下げ中央値の低下、18~19日の日銀政策会合も追随が見込まれ、事実上踏み上げが予想される。一方、ミクロで日経平均9連騰。騰落レシオ124%(東証一部25日平均)に高値警戒感も強い。米中の駆け引きがマーケットに対する一時的な対応といわれ、ECB総裁が独仏蘭の反対を押し切って強引に緩和を再開したことも額面通り受け取れない。今年も9月を分水嶺に10月検証の余地がある。債券がピークアウトした8月を乗り切っただけに別人の地合い。この上、株がピークアウトすると総崩れといわれ、14日の満月が宵の明星(売り圧力増加)を振り切った印象。13日後場、戻り高値を更新しSQ値を上回ったほか、5月の10連休明け7~8日2万1639~1875円の窓埋めも浮世離れ。黄金分割で計算すると、2万4026円(昨年10月1日4270円)が上値の節目。13日、3空を見越し1ドル108円台の円安も支援材料になった。日経平均先物によると、13日大証の引け2万1800円(+0.79%)に対し夜間取引1880円、シカゴ円建て1885円。ダウ先物2万7225ドル(+0.15%)と小確り。VIX恐怖指数13.74(-3.38%)、ビットコイン円1,112,494(-0.60%)も沈黙している。次の新月29日、同満月10月14日が変化日になる。14日、サウジの石油施設2ヵ所がドローン攻撃を受け、原油生産50%停止という。世界供給量の5%(570万バレル)に相当し当分在庫があり問題ないものの、中長期米ドル崩壊を狙ったものといわれ、金本位制の伏線との見方もある。中国やロシアがありったけ金塊を蓄え、一筋縄で行かなくなった。時事通信によると、防衛省が沖縄県・宮古島のミサイル配備計画で10月にも弾薬庫を着工する見込み 。韓国では、有名なBTS(防弾少年団)やサッカーの神童にも兵役義務があり、油断すると痛い目に遭う。9、10月乗り切ると、8月起きた反動が年末に集中する旨承知している。例えば、米中の覇権争い。万一米国が来年民主党政権になっても続く見通し。中国の場合、経済より政治的利益を優先するため共産党独裁に変わりない。新常態に逆行するもので、財政悪化にかかわらずグリーンランドや北極まで一帯一路を拡大。中国製造2025を通じて2049(共産党支配100年)に夢を実現するという。可能かどうか。われわれは、市場力学と経済合理性により判断するわけだ。13日をターニングポイントに日本株の中長期投資復活。年末にかけて一歩踏み込む場面だ。
 13日の日経平均228円高。大引け2万1988円。TOPIX1609(+14)。東証一部の出来高18億株、売買代金3兆3300億円。値上がり1555(値下がり527)。10年債-0.160%(+0.055)。米10年債1.903%(+0.130)。上海総合が3031(+0.75%)で引けた。マザーズ指数の引け847.78(-0.86%)。強気だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)など。下がったものほど上がるという。(了凡)