月末に仕掛けの一端 株が債券利回り上回ると動き出す (2019.08.30)
高寄り後小反落。日経平均小陰線の引け。気迷いが目立つ。前日述べた異例の事態が定着し埒が明かない。30日正念場に違いないが、9月2日米国がレーバーデイ(労働者の日)で休場だけに薄商いの極み。30日(2度目の新月)に9月14日(満月)、惑星集中にかかわらず迫力に欠けるという。英議会が10月13日まで1ヵ月閉会を決め、10月末合意なきブレグジットに近づいたほか、韓国最高裁が朴前大統領の実刑を破棄し審理差し戻し。現政権側近中の側近に司直の捜索も伝えられ五里霧中。つかみどころがない。28日、ダウ258ドル高(一時140ドル安)によく出ている。米30年債が一時過去最低の1.90%まで低下。行き過ぎた分、高利回りの銘柄が買われ帳尻を合わせた。事実、27日S&P500種の 平均配当利回りが2009年3月以来米30年債利回りを上回り、債券と株の利回りが同じなら値上がりを期待できる株にシフト。直近、S&P500種のうち約6割米10年債、5割が米30年債利回りを上回ったという。28日買われたエネルギー関連も原油需給好転を手掛かりに配当利回り4%が目玉。やがて日本でも見直される公算が大きい。米中・日韓対立やブレグジット、香港デモなど国レベルで消耗戦が続いている上、どの国も内憂外患で疲弊し我慢比べ。28日、辞表を出した首相を再び首相に擁立したイタリア与野党合意に仰天。終わりのない戦いが随所で見られる。日経平均先物によると、29日大証の引け2万0460円(-0.10%)に対し夜間取引0650円、シカゴ円建て同。ダウ先物も2万6298ドル(+1.00%)と比較的確り。半面、VIX恐怖指数18.19(-10.44%)とビットコイン円1,002,901(-2.93%)が鳴かず飛ばず。拍子抜けした。現物が26、27日空けた窓2万0329~0439円を埋めずに戻し煮え切らない。前日述べたように、米中や日韓、ブレグジット、香港問題など持ち越した挙げ句、どちらか降参するまで続くのが落ち。トランプ氏は米企業に中国から出ていくよう促したが、韓国にも同等の指示。米国は中国と事実上戦争を始めた。香港、台湾、韓国など中国封じ込め。半分以上米国の情報という。日本の首相が対韓強硬策に出たのも米国の後押し。勝手に振る舞っているわけでない。韓国防衛を担当する在韓米軍。第8軍と呼ばれ方面軍でベトナム人が実務面のトップ。朝鮮戦争休戦協定における国連軍の後方司令部が横田基地に置かれ後方支援。次第に緊迫している。中国にieepa1977(国際緊急経済権限法)のサインを出し、返す刀で韓国撤退を図っているためだ。米国の破綻を避ける上で日本が最後の砦といわれる。月末、乃至9月14日に仕掛けの一端がわかる。■■■■■■■(****)や■■■■■■(****)、■■■■■■(****)も底値圏にあり強気。株が債券利回りを上回る時に動き出す見込みだ。
29日の日経平均18円安。大引け2万0460円。TOPIX1490変わらず。東証一部の出来高9億9100万株、売買代金1兆6600億円。値上がり919(値下がり16112)。10年債-0.290%(-0.015)。米10年債1.477%(+0.007)。上海総合が2890(-0.10%)で引けた。マザーズ指数の引け824.20(-1.95%)。正念場だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。金先物が踊り場とみられる。(了凡)