劇的変化と隣り合わせ 日本を実験台に8月コップ割れる (2019.08.22)
4日ぶり反落。日経平均小陽線の引け。後場下げ渋った。上値、下値ともに切り上げヒゲなし。5日移動平均線2万0536円キープ。戻りを試すとみられる。
20日ダウ173ドル安を受けたもので、世界景気後退懸念に対し金融緩和や財政投入など支援材料。不安と期待が交錯する中で債券相場の急伸(金利低下)に伴うシステム取引が月末にかけて株高をもたらすという。相場の綾に違いないが、処暑(23日)と2度目の新月(30日)を控え目を離せない。連日天王星84年・おうし座入り7年周期に取り込まれ、天変地異や革命・戦争など劇的変化と隣合わせ。3月6日以降、初動を持ち越しているためだ。14日、ダウ800ドル安(逆イールドショック)を吸収し一服。変動の半分以上システム取引といわれ、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を無視した分、機械的な綾戻しが見込まれる。日経平均先物によると、21日大証の引け2万0570円(-0.44%)に対し夜間取引0660円、シカゴ円建て0655円。ダウ先物も2万6092ドル(+0.62%)と確り。半面、VIX恐怖指数16.37(-3.08%)にビットコイン円1,083,730(-5.16%)続落。アナログによらずデジタル取引で味気ない。債券を買えなくなった長期投資家が高利回り銘柄に宗旨替えした経緯につながる。米10年債が前週一時2016年以来1.5%割れ。その後戻したものの、過去最低1.318%割れが新たな目安。市場が米国の著しいファンダメンタルズ悪化を織り込んでおり、一段と金利低下につながるという。ブルームバーグによると、7月末FRBが2008年以来初の利下げに踏み切り、2020~21年序盤まで米政策金利ゼロを仮説に1.2,1.5%まで視野に入った。現在、2008年の金融危機以来見られなかった極端なバリエーション。長期にわたる低成長と低インフレ、極端な緩和政策の日本版となればマイナス圏も考えられる。欧州と日本でマイナス利回りの債券が溢れる中、米国債も例外でない。さらに、米政策金利がゼロになりインフレ期待が遠退くシナリオにも言及している。84年に1度、7年にわたり淘汰が続くわけで、初動後半の8月と暮れが関門。流れに逆らわず適応優先。6月下旬、金先物とビットコインが来年の走りと述べた。欧州ロスチャイルドと米ロックフェラー家が既得権死守に動いている模様で、世界の主要メディアが彼らの傘下だけに「不都合な真実」がわからない仕組み。これまで新自由主義やヘリコプターマネー、MMT(現代貨幣理論)など日本が彼らの実験台。7月末の米予防利下げまで11年嵌り、8月コップが割れて自分たちに跳ね返ってきた。貧乏神に取りつかれたわけで、神も人間も横一線。安心と安全なしに信頼関係を築けない。養老孟司のように、半分生きて半分死んだ状態になった。
21日の日経平均58円安。大引け2万0618円。TOPIX1497(-9)。東証一部の出来高9億0100万株、売買代金1兆5800億円。値上がり384(値下がり1704)。10年債-0.240%変わらず。米10年債1.588%(+0.037)。上海総合が2880(+0.01%)で引けた。マザーズ指数の引け882.46(+0.09%)。見直した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など。8月を乗り切るのが先決だ。(了凡)