債券から高利回り銘柄 逆イールドショック吸収し一服 (2019.08.21)
高寄り後続伸。日経平均小陽線の引け。仕掛けの買いが入った。19日ダウ249ドル高(一時336ドル高)、米主要3指数連騰を受けたものでTOPIX高値引け。にもかかわらず、東証一部の売買代金5日連続2兆円割れ。出来高も10億株を下回った。14日、12年ぶり逆イールド(長短金利逆転)に伴う世界景気後退懸念からダウ800ドル安。その後3日で8割以上戻し、翌日24に急伸したVIX恐怖指数も16に鎮静化。ウォール街の地合いが好転したという。中国人民銀の貸出金利引き下げやファーウェイ禁輸を巡る例外措置、ドイツの財政出動表明など手掛かり。トランプ氏が23日ジャクソンホールに向け、短期間で1%利下げに量的緩和が必要と述べ後押し。逆イールドショックを吸収した。一歩踏み込むと、債券を買えなくなった長期投資家が電力、ガスなど高利回り銘柄を物色。底上げ機運がうかがえる。日本でもマイナス金利に泣き寝入りしていた預貯金が追随するとみられ明るい材料。テクニカルであれ、坊主引けになった。上値と下値が切り上がり、5日移動平均線2万0543円を上振れ。9日高値0780円を上回ると、6日安値0110円と15日同0184円がW底となり再びリバウンドに挑戦。処暑以降、今月2度目の新月(30日)に巡り合わせと述べた。こだわると、1968年旧ソ連プラハ侵攻が24日の新月前19、20日といわれ、香港デモや切れかかった韓国に新たな事態も考えられる。この儘なら9、10月つかまりそうで英国捨て身のブレグジットにも影響する。8月末の新月に第2波。年末予想される第3波につながるという。韓国がいずれやってくる資金ショートにいきり立っている上、香港デモも中国の天安門事件と違い国内問題で処理できず1997年まで英国領。本土の中国人と一線を画し二重国籍が多いという。米国が中国の実力行使を牽制する一方、英国はHSBC(香港上海銀)の権益を守ろうと必死。100年以上、英国や日本の植民地支配に中国共産党の圧力をしのいだ香港人にとって当然の行動。半分中国人でないという。中国は外国企業に対し国営銀に預金を義務づけ、その資金を自己資産の勘定で運用。外国企業が工場や営業拠点を引き揚げようとすれば、稼いだ資産の持ち出し禁止。再投資を迫り通貨安を望んでいるのが現状。人民元は売られるという。1985年のプラザ合意。米国は高金利で吸い上げたドルを事実上半分に切り下げ対日貿易赤字を半ば解消。米ドル金利20%に目がくらんだ日本の米国債買いを一蹴した。償還期限間際に元本を半分にする乱暴なもの。日本は打ちのめされた。中国も似たような場面が考えられ、資金繰りで米国債を売ろうにも自殺行為。トランプ氏が在米資産凍結にサインしたらよし。日本と同様バブル再燃も考えられる。日経平均先物によると、20日大証の引け2万0660円(+0.39%)に対し夜間取引0600円、シカゴ円建て同。ダウ先物も2万6127ドルと一服。VIX恐怖指数16.93(-8.34%)、ビットコイン円1,138,500(-2.21%)も甘い。
20日の日経平均114円高。大引け2万0677円。TOPIX1506(+12)。東証一部の出来高9億2400万株、売買代金1兆5800億円。値上がり1729(値下がり347)。10年債-0.245%(-0.010)。米10年債1.567%(-0.042)。上海総合が2880(-0.11%)で引けた。マザーズ指数の引け881.63(+1.86%)。高値引けだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)など。上空に強い寒気が入ってきたという。(了凡)