天神底と辻褄合わず 市場力学で8月1日コップの中の嵐 (2019.07.26)
コップの中で続伸。日経平均小陽線の引け。正念場を迎えた。5月7~8日の窓埋め2万1875円目前。前場1823円まで戻し後場伸び悩んだ。24日ダウ79ドル安(キャタピラーとボーイング2銘柄で121ドル安)を受けたもので、S&P500とナスダック最高値更新が手掛かり。フィラデルフィア半導体指数1622.02(+3.10%)、米国の代表的な小型株指数ラッセル指数2000も1580.42(+1.64%)をつけ後押し。30日米中貿易協議再開、31日にかけて米利下げ0.25%を蒸し返している。25日天神底を仮説にトレンド転換と辻褄が合わなくなった。18日の422円安が陰の極とみられ、マイナスとマイナスがぶつかりプラス転換。弁証法の正→反→合によりベクトル上光明を見た。これに見合うサプライズが物足りない。米中に続き日韓対立も表面化。ともに鞘当てが続いているためだ。チャートによる市場力学で試算すると、19日から10営業日に相当する8月1日がコップの中の嵐。他力で25日窓埋め目前だけに、この上4月の戻り高値2万2362円に挑戦。納得できるか内容にかかってくる。24日米国の半導体指数が最高値をつける一方、世界の半導体関連市場で需給がだぶついているのも事実。韓国のホワイト除外で影響が広がると考えにくい。中長期改善する見通しもなく、思ったほど悪くならず。期待するほど良くならないと述べた。24日ダウが最高値更新まで10ドルに迫った挙げ句反落したように、25日窓埋めまで52円につけた日経平均がポチに見える。フェイスブックが49%減益(4~6月期)を発表したものの、制裁金50億ドルを吸収し流動性証券486億ドル。株価も204.66ドル(+1.14%)と確り。デジタル通貨リブラを政府規制を踏まえ20年投入の予定という。26日発表される米GDP(4~6月期)が年率1.8%増(前回3.1%増)といわれ、半導体関連や小型株が人気化。逆イールド(長短金利逆転)にも、利上げ限界と利下げ期待の相乗効果がうかがえる。OECDの景気先行指数によると、2015年以降中国がリード。3~7ヵ月遅れ、欧米と日本が追う展開。中国は2019年1月底入れし上昇中。米国が5月中国製品2000億ドルの関税を25%に引き上げ、この影響を加味すると9~11月相当戻す見通し。7月の利下げ後に発表される8月の数字が落ち込んでも心配ないという。日経平均先物によると、25日大証の引け2万1750円(+0.37%)に対し、夜間取引1690円、シカゴ円建て同。ダウ先物2万7297ドル(+0.22%)と小動き。VIX恐怖指数12.26(-1.98%)、ビットコイン円1,088,732(+2.86%)も方向感がない。
25日の日経平均46円高。大引け2万1756円。TOPIX1577(+2)。東証一部の出来高9億8600万株、売買代金1兆8200億円。値上がり1404(値下がり642)。10年債-0.155%(-0.005)。米10年債2.031%(-0.018)。上海総合が2937(+0.48%)で引けた。マザーズ指数の引け896.70(+0.57%)。反転目前だ。OTS(4564)がじり高。売り物がよく嵌る。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。今年、スーパーコンピュータでも梅雨明けを間違えるという。(了凡)