証券ビュー

アンコール伊勢町

光明見えるベクトル上 残ったところがラストリゾート (2019.07.17)

 3連休明け反落。日経平均小陰線の引け。ポジション調整という。ダウ3日連続ピーク更新にひきかえ、連休中1ドル108円割れの円高、15日発表された中国経済6.2%成長(4~6月期)が主因。前者が米大手銀安を誘発し、後者も1992年以降最低の伸びで上げ底。7~9月期予断を許さない。200日移動平均線2万1583円を下回り、5日線1592円、10日線1633円に接近。200日線が下向きのため、一度下に振る公算が大きい。直近の信用評価損-15%前後。日柄や売買代金、裁定買い残マイナスも伝えられ陰の極。25日天神底を仮説に反転が見込まれる。17日(満月)地震のほか、中国三峡ダム決壊説が流れ胸騒ぎ。弁証法によると、正→反→合のベクトル上に光明が見える。しかし、米国で株や債券のトレーディング事業不振が表面化。再び緩和に舵を切った副作用で利鞘縮小。ものみな萎縮している。過去1年、主要銀行株で構成するフィラデルフィアKBW指数の運用収益-6%。これに対しダウ+10%。米大手銀が袋小路に追い込まれたという。日経平均先物によると、16日大証の引け2万1500円(-0.60%)に対し夜間取引1500円、シカゴ円建て1495円。ダウ先物も2万7342ドルで横ばい。VIX恐怖指数12.60(+1.69%)、ビットコイン円1,176,662(-0.18%)ともに小動き。先に手を出すと負ける仕組みだ。G20直前・直後のイベントを伏線に7月3週入り。米中より日韓対立が目立ち、誰も止めようとしない。フェイスブックの暗号通貨「リブラ」が法定通貨を超えると見るや、トランプ氏やFRB議長、英中銀総裁など差し止め。このため、同社幹部が16日の米上院公聴会で承認前に発行しない旨議会証言。1、2年棚上げになる見通しだ。16日、■■■■■■(****)が359円高値引け。この儘で収まらない。フェイスブックが個人情報流失事件(制裁金5400億円)を起こし、リブラ利用者のプライバシーを守れるかどうか。国境を越えマネーロンダリング、テロ資金供与対策も課題。だからといって、今後ドルをはじめじゃぶじゃぶの緩和マネーに現行通貨の信用創造を任せられるか疑問。リブラ普及により、銀行口座を持たない人たちがスマホで決済や送金など金融インフラを利用できるメリットもある。フェイスブックのユーザー世界で22億人。27億人ともいわれ、通貨発行権の縄張りで既得権を謳歌してきた勢力にとって無視できない存在になった。リブラに限らず、規制でがんじがらめにされ、残ったところがラストリゾート(頼みの綱)。■■■■■■(****)の連結子会社コインチェックがブロックチェーン(分散型ネットワーク)を念頭に健闘している。
 16日の日経平均150円安。大引け2万1535円。TOPIX1568(-7)。東証一部の出来高10億4000万株、売買代金1兆7400億円。値上がり752(値下がり1302)。10年債-0.125%(-0.005)。米10年債2.091%(+0.001)。上海総合が2937(-0.16%)で引けた。マザーズ指数の引け904.80(+0.84%)。持ち直した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。まだはもうなりという。(了凡)