証券ビュー

アンコール伊勢町

月内コップの中の嵐 国内も投機筋がラストリゾート探し (2019.07.12)

 小反発後に一段高。日経平均小陽線の引け。1ドル108円割れの円高をこなした。10日ダウ76ドル高(一時200ドル高)によるもので、月末利下げを示唆したFRB議長の議会証言を好感。3日の最高値2万6966ドルを上回った余韻。市場が年内0.75%見込み、残り0.50%伸びしろ。屁理屈に近い。5月以降景気下振れリスクが高まり、コップの中に嵐を閉じ込めた印象。おのずと副作用も考えられる。事実上の追認に相当し、投信をはじめ長期マネーが売り越し。債券ファンドシフトが目立つという。10日米2年債が1.82%(前日1.90%)に落ち込む一方、米主要3指数が後場頭打ちで物足りない。ファクトセット(米国の金融データ・分析の市場調査会社)によると、直近の2019年米主要500社増益率3.3%(昨年末7.6%)。予想PER(株価収益率)17倍と最も割高。主な買い手が投機筋といわれ無理もない。今後利下げが株高の支援材料としても、伸びしろ0.5%に見合う景気減速も相当なもの。3月6日以降本格化した天王星84年・おうし座入り7年周期(2020~26年)の初動後半を7~9月に持ち越した踊り場。AIやIoT、5Gさえ通用しないアルゴ(コンピュータで計算したシステム取引)の限界でアナログの出番。人間は、幾らデジタル化が進んでもアナログに変換しないと使い物にならないためだ。前日述べたように、七夕天井と天神底が仮説。月内コップの中の嵐とみられボックス圏。ハイテク、ディフェンシブ関連であれ、ラストリゾート(頼みの綱)探し。国内も投機筋の手口を見掛けるようになった。日経平均先物によると、11日大証の引け2万1600円(+0.47%)に対し夜間取引1590円、シカゴ円建て1605円。ダウ先物も2万6938ドル(+0.28%)と莫迦に出来ない。その証拠に、VIX恐怖指数12.86(-8.73%)、ビットコイン円1,250,000(-5.26%)が仰天の反応。一喜一憂の地合いが続きそうだ。11日、ボトムゾーンの■■■■■(****)と■■■■■■(****)が反発。異常気象や飢饉に備える動きが出始めた。窒素固定関連の一角で■■■■■■■■(****)も追随。旧チッカリンが2015年全農系コープケミカルと合併。国内肥料最大手になった。1988年につけた上場来高値2190円(額面50円)を覚えている。キチン・キトサンの開発を手掛かりに人気化したもので30年ぶり。窒素(N)・リン酸(P)・カリ(K)でチッカリン。肥料三要素といわれ、ロシアのチェルノーゼム(黒土)や米国のプレーリー土、アルゼンチンのパンパ土など世界指折りの肥沃地が背景。必須アミノ酸と玄米の関係もわかる。万一、飢饉になると需要が殺到する見込みだ。
 11日の日経平均110円高。大引け2万1643円。TOPIX1578(+7)。東証一部の出来高11億4000万株、売買代金1兆7800億円。値上がり1660(値下がり429)。10年債-0.140%(-0.010)。米10年債2.062%(-0.001)。上海総合が2917(+0.08%)で引けた。マザーズ指数の引け917.34(-0.31%)。値保ちよし。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。現在、世界で耕作可能な土地がどんどん失われているという。(了凡)