米国につき光明見える 5月の窓埋めると2万2000円台 (2019.07.05)
先物に鞘寄せし反発。日経平均小陰線の引け。底堅い。3日、ダウ2万6966ドル(179ドル高)。9ヵ月ぶり最高値更新を受けたもので、ナスダック、S&P500も揃い踏み。4日、独立記念日(休場)だけに祝儀商いもうかがえる。6月のADP(米民間雇用統計大手)レポートによると、非農業雇用者数が前月比10万2000人増(市場予想14万人)にとどまり、月末利下げ期待に拍車。2日トランプ氏が緩和に前向きなFRB理事2人を指名し、前日ECB(欧州中銀)次期総裁に決まったラガルド氏(IMF専務理事)にも思惑が集まった。ロスチャイルド家の意向とみられる。6月27日、G20より一足先に来日した仏マクロン氏。天皇と固い握手のあと、皇后の右手を両手で包み30秒もの長い握手。ピンときた。3日、祝日前に短縮商いでNYの出来高5億3165万株(-32%)に過ぎず、米長期金利低下を手掛かりに公益、生活必需品、不動産などディフェンシブ関連にシフト。昨年10月最高値更新当時、GAFAはじめハイテクがリード。米中対立激化により中味が変わった。S&P500種で6月末まで第2四半期予想を発表した113社のうち8割下方修正。7~9月に雌雄が決まる。G20 直前・直後を加味すると、トランプ氏の電撃訪朝が解の糸口。傍目こそ快挙に見えても、その実追い込まれ賭けに出たという。6月20~21日習近平氏訪朝が中露朝の結束をトランプ氏に突きつけるもので、「ファーウェイ制裁解除なしにG20(米中首脳会談)を欠席」する旨最後通牒。トランプ氏が折れた模様だ。2日、日本の在米記者が米国内で失笑された「歴史的第3回米朝会談」を伝えわかった。無視できないが、日本は中露朝寄りの選択肢がない。米国につくほか欧州、新興国の支持が株高につながる。中旬から米企業、下旬に国内主要企業の4~6月期決算発表が本格化。前向きでないと生き残れない仕組みだ。全米経済研究所によると、現在景気拡大121ヵ月。2010年以来平均2.5%で足取りが弱いという。個人消費がGDPの7割を占めサービス業主力。設備投資や在庫、貿易戦争の波を受けにくいのも事実。日本は戦後良くも悪くも米国に巻かれ、インフラ陳腐化が目立つだけに、7~9月ダウがトリプルトップになると困る。市場の一部に4月高値から1500ドル押しの倍返し。2万8000ドルを唱える向きが出ており興味深い。2020~26年にかけて中国製造2025(10年計画)をしのぐもので、天王星84年・おうし座入り7年の初動後半。4日対韓輸出規制発動、月内在韓米軍アメリカンスクール閉鎖など関連案件。日経平均が小陰線で下値を切り上げ、5月7~8日下振れた窓を埋めると新天地。2万2000円台に乗せてくる。
4日の日経平均64円高。大引け2万1702円。TOPIX1589(+10)。東証一部の出来高8億2200万株、売買代金1兆4500億円。値上がり1599(値下がり467)。9月限が2万1670円(+0.37%)の引け。夜間取引1630円、シカゴ円建て1645円。ダウ先物2万6967ドル(-0.02%)と一服。VIX恐怖指数12.57(-2.78%)、ビットコイン円1,246,004(-3.61%)も膠着状態。上海総合が3005(-0.33%)で引けた。マザーズ指数の引け921.84(+0.63%)。堅調だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など。米国につくと光明が見える。(了凡)