雌雄が決まる7~9月 緩和拡大とバブル再燃が市場の解 (2019.07.04)
3日ぶり反落。日経平均小陰線の引け。市場の解とみられる。手詰まりによるもので、G20のほか直前・直後のイベントを織り込み、為替に連動する先物売りが主因。2日ダウ69ドル高に再び米利下げ(31日)が絡み、欧州中銀総裁にラガルド氏(IMF専務理事)起用も緩和期待を後押し。1ドル107円台の円高に振れた。米10年債1.97%(2016年11月以来)に跳ね返っている。ウォール街で4~6月期業績減速や自社株買いが減少する一方、今後物価下落に金利低下が見込まれ債券シフト。日本車の米販売3.5%減(1~6月)、ムーディーズが合意なき離脱を条件に英国債格下げを迫るなど逆風。4日、日本の対韓半導体輸出規制発動も似たような流れだ。同日、米国の独立記念日だけに翌日まで持たないという。このため、米中のほか欧州や日本でも緩和拡大が予想され、「金先物とビットコインが来年の走り」(6月26日)と述べた。持久ならぬ消耗戦。持ち堪えるほかない。シカゴのツィッターが面白い。いわく、不安で誘うのが世の習い。中国の脅威により日本にF35(141機計1兆3000億円)を買わせる米国。その米国が安保破棄を持ち掛け、憲法改正と自民投票を促す現政権。貧すれば鈍する。100まで生きる準備より、いつでも死ぬ覚悟で前向きに生きた方が騙されないという。昨年の西日本豪雨に続き九州南部記録的な豪雨。宮崎県えびの市で6月28日から3日午前11時まで940㍉の降雨量。鹿児島で79万人避難指示が出た。2000年9月11~12日の東海豪雨。秋雨前線と台風14号の影響で2日延べ428㍉。名古屋で567㍉。当日予定通り取材に出掛けて人身事故を起こし、アポイントをこなした後、病院、警察、保険会社の手続きなど終え代車で帰宅したのを思い出した。坂村真民(1909~2006)のいう通りだ。日経平均先物によると、3日大証の引け2万1590円(-0.60%)に対し夜間取引1650円、シカゴ円建て同。ダウ先物も2万6856ドル(-0.22%)とつかず離れず。VIX恐怖指数13.01(-7.47%)、ビットコイン円1,229,500(+5.03%)もまどろんだ。現物が引け200日移動平均線2万1620円を上回り、5日線1547円の支持ラインよし。買いに分がある。10連休明け、5月7~8日下振れした窓を埋め、7日安値1875円回復なしに前へ進めない。3日、米中はじめ欧州、日本が緩和拡大を示唆した。バブル再燃も考えられる。しかし、欧州中銀の政策が金利低下とユーロ安に変わりなく、日本にとって逆風。にもかかわらず、今月立ち上げ予定の米朝実務レベル協議の根回し次第で「秋口にも4回目の米朝首脳会談」が新たな材料。来年トランプ氏の再選に株高が不可欠なためだ。
3日の日経平均116円安。大引け2万1638円。TOPIX1579(-10)。東証一部の出来高10億0800万株、売買代金1兆9200億円。値上がり995(値下がり1067)。10年債-0.155%(-0.020)。米10年債1.954%(-0.024)。上海総合が3015(-0.94%)で引けた。マザーズ指数の引け916.05(-0.59%)。好押し目だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。7~9月に雌雄が決まる。(了凡)