G20を迎え対応次第 米中対立激化するや日中関係改善 (2019.06.28)
3日ぶり反発。日経平均小陽線の引け。買い戻しに先物買いも入った。27日10時過ぎ、香港紙がG20を控え米中対立一時休戦を伝えたもの。関係者によると、習近平氏(66)がトランプ氏(73)に休戦合意を首脳会談の条件として伝え了承された。29日午前11時半から大阪で始まる見込み。26日ダウ11ドル高(一時111ドル高)を受けたもので、進展期待が一巡すると持ち高調整売り。歩み寄りが難しいとの見方も有力で、万一進展すると7月米利下げ後退。二兎を追う者一兎も得ずという。昨年10月の史上最高値2万6828ドルを目前に足踏み。いいとこ取りの限界にきた。米中首脳会談を前に協議継続に向け追加関税見送り。双方声明を発表する予定。このため、VIX恐怖指数15.79(-3.01)、アクセス障害の伝えられたビットコイン円1,247,306(-11.14%)が対極の反応。神と人間が横一線に並んでいる。日経平均先物によると、27日大証の引け2万1260円(+1.00%)に対し夜間取引1250円、シカゴ円建て1265円。ダウ先物も2万6622ドル(+0.27%)と上げ一服。上海総合2.996(+0.69%)、香港ハンセン28,621(+1.42%)も綾戻し。ドラマお預けのまま週明け待ち。7月3日に市場の解がわかる。そこで、川島博之氏(65=開発経済学者)の中国論を紹介する。20年延べ40回以上中国奥地を訪れ、計300日にのぼる検証の末出した結論。9割が中国沿海部に滞在する日本人は一片の真実も見えないという。鄧小平が提唱した「才能を隠し内に力を蓄える」外交・安保の方針。機が熟していないのに習近平氏により破られ、米国に挑戦を始めた。中国3000年の歴史で最大の失敗。カネも知識もない9億人の貧農を競争力の落ちた4億人の都市住民が支える自体不可能。中華思想的な面子から「輸送船」レベルの空母3隻に膨大な資金を投入すれば、途端に中国経済の息の根が止まるとの趣旨。中国はインド同様言語文化圏が桁外れ。古代、中世、近代挙げて人口断トツのトップ。周辺数千万人の国や成り上がりの欧米がつくった世界ルールが気に入らない。中国製造2025(10年計画)を叩き台にかっての「朝貢」を実現するのが狙いという。言論、宗教、結社の自由がなく、選挙による政権交代システムもない。バブル崩壊後、1993年日本新党の細川氏が首相に就任。38年続いた自民党政権が終焉した。中国もバブルが崩壊し似たような事態。米中対立が激化するや日中関係が大幅に改善している。日本は、1937年日中戦争が始まるとABCD包囲陣にやられ孤立した。今回、米国側につきG20の支持もある。中国に接近し過ぎて欧米の不興を買うと二の舞。真剣に対応しないと孤立。中国が奈落の底に沈んでも困る。84年ぶり天王星がおうし座入りして7年。2020~26年に決着する見通しだ。
27日の日経平均251円高。大引け2万1338円高値引け。TOPIX1553(+18)。東証一部の出来高12億0400万株、売買代金2兆円。値上がり1711(値下がり375)。10年債-0.145%(+0.005)。米10年債2.043%(-0.060)。マザーズ指数の引け887.68(+0.46%)。月末高い。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)など。G20を迎え日本の対応次第だ。(了凡)