証券ビュー

アンコール伊勢町

神も人間も横一線に 米景気後退を逆手に取った金融相場 (2019.06.10)

 前週末反発。日経平均小陽線の引け。心許ない。円高懸念によるもので、7日米国がメキシコ関税を見送ったものの、週明け買い戻し一巡から手掛かり難。8日開幕したG20財務相会議も、米中対立に手詰まり。「何かあった時にどうするか議論する」(日銀総裁)のが狙い。毒にも薬にもならない。7日ダウ5連騰(週間1168ドル高で今年最大)となり利下げ催促。逆イールド(米長短金利逆転)が広がり金融相場の様相。債券高と株高が呉越同舟でタイタニックの風情。トリプル天井説が流れた矢先、瀬戸際で陰の極を抜け出す踊り場と述べた。5~6日をミッドウェー海戦に見立て、4~6月初動の折り返し。7~9月の先取りとみられ肝腎な場面。日経平均を見ると、じわじわ上・下値を切り上げ一目均衡表の転換線2万0793円を上回った。5日移動平均線0650円も追随しリバウンド期待がにじむ。依然2万1000円が関門。25日線1146円を抵抗ラインと見る向きが多い。14日メジャーSQを前にG20金融政策声明。10日中国貿易統計(5月)、12日同消費者・生産者物価指数(同)、14日同都市部固定資産投資・鉱工業生産・小売売上高(同)発表など新たな手掛かり。10日中国、香港、台湾休場明け。12~14日首相イラン訪問が焦点とみられる。FOMC(18~19日)よりG20(28~29日)の顚末に聞き耳。7月参院選を控え日本にゆすり・たかりの動きが目立つという。7~9月、今度こそ本物の危機と錯覚するプログラム。世界中フルイにかかりそうだ。日経平均先物によると、7日大証の引け2万0920円(+0.87%)に対し夜間取引2万1050円、シカゴ円建て1055円と堅調。ダウ先物も2万6029ドル(+1.10%)と続伸。VIX恐怖指数16.30(+2.32%)、ビットコイン円871,568(+0.17%)がラインダンスを始めた。ダウが5月末まで6週連続下げ2011年以来。前週5連騰今年最大の上げ。7日米雇用統計で非農業部門が前月比7万5000人増(市場予想18万人増)となり景気後退を逆手に取った金融相場という。緩和マネーが溢れ返っているためだ。受け売りだが、仏教で「一切が幻だから諦める」という通説に対し、キリスト教では「頑張ると天国に行ける」という。アドレナリンが出て元気になる。しかし、今見える素晴らしい眺めが全て消えなくなる時がやってくる。あたかも「ノアの方舟」のように。イエスが救世主であることを認める、認めないでユダヤ教と別れた。
 7日の日経平均110円高。大引け2万0884円。TOPIX1532(+7)。東証一部の出来高10億0500万株、売買代金1兆6300億円と閑散。値上がり1499(値下がり560)。10年債-0.120%(+0.005)。米10年債2.082%(-0.035)。マザーズ指数の引け884.32(+0.56%)。引き締まった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など。神も人間も横一線になった。「横一線」という思想が宗教家の最終兵器という。(了凡)