6月にかけて二つに一つ 米国が株安に耐えるか中国折れるか (2019.05.17)
反落で始まりもみ合い。日経平均小陰線の引け。あく抜けしない。「米中決裂」を懸念するもので、14日トランプ氏が自動車の追加関税を半年先送りする一方、日欧に輸出制限を要求。15日中国のファーウェイ製品排除を打ち出し消化難。5日移動平均線2万1170円を抜けずじまいだ。決算発表が一巡し手掛かり難も事実。内需、ディフェンシブ関連が見直された。6月28~29日のG20・米中首脳会談まで尾を引くとみられ、14日につけた安値0751円が下値の目安。割り込むと安値模索、5日線を上回ると底入れ感が出る。「米中決裂」に対し当事者のほかメディアの下馬評も拡散し収束に程遠い。結論からいうと、双方ぎりぎりまで譲らず交渉を続け、ダウが高値から10%押し(2万4000ドル)以上で回れ右。米国が株安に耐えるか中国折れるか二つに一つ。トランプ氏は相場に明るく、政策を株価で確かめているといわれ、左に行き過ぎた分右に戻るはずだ。ブルームバーグによると、対象外約35兆円の追加関税25%の法的手続きに6週間以上かかり6月末のG20 間際。トランプ氏が米国の農家を助ける旨檄を飛ばし、習氏も中国の利益を守るため航空機をはじめ非関税障壁で応酬。消耗戦にも拍車がかかる。15日、NYでビットコイン相場の連動が話題になった。1月3000ドル台が直近8000ドル台。株の先行指標ともいわれ、5月までS&P500とアウンの関係。足もとの調査によれば、回答者の3分の1が今後の株安に備えヘッジ売り。現時点でブルが少数派になった。日経平均先物を見ると、大証の引け2万1050円(-0.52%)に対し夜間取引1160円、シカゴ円建て1130円。ダウ先物2万5674ドル変わらず。VIX恐怖指数16.41(-9.14%)、ビットコイン円888,000(-1.72%)一服。上海総合が2955(+0.58%)で引け対抗している。受け売りだが、数日前太陽中心部で大爆発があり磁気嵐。地球に向けコロナ質量放出があり、英国でオーロラが見えたという。16日夕地球到達といわれ。通信障害や体調悪化、地震に注意。日本の南方海上、グアム周辺にも影響が伝えられる。もとに戻すと、米中チキンゲームに終わりなし。あるとすれば、米国が欧州と日本を味方につけ中国に修正を迫るのが決め手。逆は考えにくい。15日付日経「十字路」(夕刊)によると、中国は輸出依存度36%(2007年)をピークに現在18%程度。貿易不均衡を云々するレベルにない。日本の場合、企業から家計に主導権が移り内需を拡大しても貿易収支不均衡に問題ない。供給サイドで生産性を上げ、需要サイドを刺激すると世界で唯一明るい。消費税を廃止し企業増税、利上げで利子所得増、円高により実質購買力も上がるという。
16日の日経平均125円安。大引け2万1062円。TOPIX1537(-6)。東証一部の出来高14億6100万株、売買代金2兆3900億円。値上がり845(値下がり1227)。10年債-0.065%(-0.010)。米10年債2.378%(+0.003)。マザーズ指数の引け874.25(-0.80%)。出直しだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■(****)、電子(6951)■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)が興味深い。(了凡)