左へ行って右に戻る 令和元年、平成と似て非なるもの (2019.05.08)
10連休明け続落。日経平均中陰線の引け。懸案を持ち越した。米中対立再燃を嫌気したもので、6日ダウ66ドル安(一時471ドル安)、1ドル110円台に振れた円高が主因。10日から米国向け中国製品約22兆円分に25%(従来10%)の関税がかかる見込み。収まらない。4月12~15日の窓2万1878円を埋め余震も伝えられる。200日移動平均線1885円を下回ると駄目押し。トランプ氏が米中通商協議を前に株安を容認したという。週明けの下げを10日分とすれば1日33円余り。連休中FOMCや中国の製造業PMI、米雇用統計などこなし、8日■■■(****)、9日■■■■■■■(****)の決算発表が焦点。1日新天皇即位、25~28日米大統領夫妻来日(天皇会見)、6月28~29日G20 大阪サミットを視野。トランプ氏来日が5、6月2度にわたり令和のバブル。10連休のほか4~6月、目くらましと述べた。水面下で太いお金の探り合いがうかがえる。日経平均先物によると、7日大証の引け2万1940円(-1.39%)に対し、夜間取引1920円、シカゴ円建て1925円。ダウ先物も2万6287ドル(-0.45%)と甘い。VIX恐怖指数16.40(+27.43%)、ビットコイン円653,012(+3.65%)が唸りをあげた。1989年(平成元年)1月8日に日本のバブルが弾け、同6月4日中国の天安門事件から30年ぶり。当時と似て非なるもの。ステロイド漬けのゴルディロックス(適温相場)に対し、市場の経済合理性がどこまでつき合えるか初動に値する。2020~26年を先取りするもので、84年ぶり天王星とおうし座の7年が本格化するプログラム。AIやIoT、5Gさえおぼつかない。消去法で日本のポジション上昇が予想される。日経平均こそ過去30年で30%下落する一方、ダウが11.4倍に上昇し明暗を分けているものの、時価総額を見るとピーク更新。1989年12月590兆円に対し、今年1月682兆円を数え、5月7日現在610兆円。中国と肩を並べるもので、米国並みに日本電産(6594)■■■■■■■■(****)や■■■■■(****)、■■■■■(****)。さらに、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など入れ替えるとウン万円跳ね上がる。3月18日、■■■■■(****)を外し■■■■(****)を補充した日経新聞の選定ルールがお粗末。ダウ採用30銘柄のうち25が真新しくなっている。シカゴ発ツィートによると、令和の相場が興味深い。まず左に行って壁にぶつかり、右に戻ってくるのが順当という。7日平成のバブル崩壊から6月4日天安門事件まで似たような場面。決算発表を通じて非なるものもわかるはずだ。4~6月を皮切りに世界中日本化。来年の東京五輪で拍車がかかる。安心と安全の価値を見直すもので、GDPに匹敵する金メダルの数も試算で史上最多(36)になる見通しだ。
7日の日経平均335円安。大引け2万1932円。TOPIX1599(-18)。東証一部の出来高15億6400万株、売買代金3兆2100億円。値上がり623(値下げ1457)。10年債-0.055%(-0.005)。米10年債2.476%(-0.022)。上海総合が2926(+0.69%)で引けた。マザーズ指数の引け953.70(+0.96%)。上放れの公算が大きい。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など結構多い。右に戻るのが楽しみだ。(了凡)