米中上げ賛成で意外高 軌を一にして新たな場面に備える (2019.04.05)
小幅続伸。日経平均十字足。後場伸び悩んだ。3日ダウ39ドル高、4日上海総合3246(+0.94%)が物語るもので打つ手なし。波間に浮かんでいる。ダウ最高値更新まであと2%。同日、NY市内のセミナーで「先が読めない世界のどこに投資するか」話題。ウォール街自体、「心配の壁をよじ登る」と強気だ。景気減速を織り込み再拡大を模索するもので、フィラデルフィア半導体指数に続きS&P500種の高値更新が焦点。4月中トリプルトップも考えられる。ロイターによると、2日中国人民銀が再び預金準備率引き下げに踏み切る模様で上海総合続伸。前日述べた新市場「科創板」(中国のナスダック)立ち上げと相まって5~6月追い風。当局の値幅制限緩和が下馬評沸騰をもたらした。日本は改元のさなか、4月27日から5月6日まで10連休。5月1日新天皇即位後、「令和」で先取りした祝儀相場の反動も予想され至って慎重。決算発表と10連休・同休場ストレスがついて離れない。25日移動平均線2万1445円と5日線1531円がゴールデンクロス。3月4日の戻り高値1860円抜けまで待機する向きが多い。にわかに中低位の水準訂正が目立ち潮目とみられる。関係分の■■■■■■■■(****)。2017年11月2万3875円を高値に19年1月1万1595円が半値押し。4日一時1万7930円をつけ半値戻し(1万7735円)を実現した。■■■■(****)の場合も2月に半値戻し、以後2ヵ月もんでいる。機関投資家の損益分岐点2万2000円、自律反発の上限2567円が関門になっている。しかし、中国で当局が事実上株高を後押し。米国もトランプ氏が上げ賛成で意外高の公算大。打つ手なしでも乗り切れる。半値戻し2万2000円を目安に利食い千人力。ゴールドやビットコインの反転と軌を一にして新たな場面に備えるわけだ。直近、気になるのがネブラスカやアイオワ、ミズリー州など米国中西部の洪水。カンザスで被害拡大のほか、エリクソン・ダムにネブラスカ原発も重大な危険にさらされ、2011年以来のダメージ。何か起きると情勢が一変する。米シカゴ市長に初の黒人女性が当選し、ベーシックインカム(最低限所得保障)拡大。ゲイ(同性愛者の元検察官)だけに波紋が大きい。ネイティブに続き白人社会も追い詰められた。一方、ウォール街は中国の巨大化に手を貸し過ぎた。遠からず中国がリーマンショックと比較にならない恐慌に見舞われるという。
4日の日経平均11円高。大引け2万1724円。TOPIX1620(-1)。東証一部の出来高12億2000万株、売買代金2兆1100億円。値上がり873(値下がり1158)。6月限が2万1700円(-0.09%)の引け。夜間取引1720円、シカゴ円建て1735円。ダウ先物も2万6250ドルと小動き。VIX恐怖指数が13.73(+2.97%)に上昇した。10年債-0.040%(+0.015)。米10年債2.496%(-0.022)。マザーズ指数の引け910.47(-0.97%)。切り返すとみられる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。4月に何が化けるか興味深い。(了凡)