これから本番始まる 米中おろか誰も勝者になれない窮地 (2019.03.28)
27日反落。日経平均小陽線の引け。落ち分170円を差し引き底堅い。引け後、宮崎県でM5.4の地震が伝えられた。節分、彼岸明けも天変地異。無事なら御の字という。前日ダウ140ドル高。逆イールドに戸惑いながら、25日ベネズエラで今月2度目の大停電(26日原油輸出港が操業停止)を材料に石油株が買われた程度。今週後半、米中閣僚級協議再開でお茶を濁している。上海総合が値を戻し、1ドル110円台の円安も支援材料。26日よし。27日合格に近い。目玉が関係分の■■■■■(****)。昨年1月の戻り高値を目前にとらえた。今、来期最高益更新が見込まれ、22日現在、売り残30万5300株(貸借倍率0.24倍)も見逃せない。倍返し9万4020円が次の目安だ。同■■■(****)、■■■(****)も追って出直り。画像処理をはじめAIやIoTに使われるセンサーの膨大な需要増を見越したもの。いずれブロックチェーン(分散型ネットワーク)を基盤技術に暗号通貨の時代を迎え、■■■■■■(****)に出番がやってくる。受け売りだが、金利が上がり始めると一巻の終わり。逆イールドが景気後退のシグナルとして、前回2006年2月~07年10月(1年8ヵ月)。前々回1998年9月~2000年8月(1年6ヵ月)。しめて、2020年9~11月ピークアウト。ドイツ銀とコメルツ合併を踏まえ、現在2008年8月のレベルと述べた。リーマンショック(同9月15日)直前といわれ、米銀や邦銀も連座の折り五十歩百歩。米国では気の早い向きが外国に資産を移し脱出を始めたという。伸び切ったアベノミクスに首相4選の声がかかる日本も米国仕込み。東京五輪が終わるや、ピークアウトでは示しがつかない。このため、4~6月意外高を見込みながら、2万2000円台利食い千人力。待機資金を準備する場面とみられる。何より、米国の主要製造業が8割金融の鞘稼ぎに明け暮れ角質化。ガバメント・サックスといわれるゴールドマンがCIA(中央情報局)やNSA(国防総省の情報機関)がらみで財テク指南。リーマンから10年後、さらに事態が悪化した。世界を支配しているのは市場力学。経済理論で説明できない。前日述べたトランプ氏の「ゴラン高原イスラエルに主権」やベネズエラの消耗戦、北朝鮮問題もロシアと利害一致。彼らが極限まで疲弊するのを待って対応を決める模様だ。債務膨張と民間企業不振、貿易戦争に苦しむ中国然り。全人代で借金と投資拡大を表明し上海総合を持ち上げた。米中はおろか、誰も勝者になれない窮地に追い込まれている。
27日の日経平均49円安。大引け2万1378円。TOPIX1609(-8)。東証一部の出来高13億1100万株、売買代金2兆3700億円。値上がり792(値下がり1266)。6月限が2万1380円(+1.09%)の引け。夜間取引1275円、シカゴ円建て1265円。ダウ先物も2万5615ドルと甘い。VIX恐怖指数15.03(-7.96%)もそうだ。10年債-0.070%変わらず。米10年債2.366%(-0.054)。上海総合が3022(+0.85%)で引けた。マザーズ指数の引け961.12(+2.16%)。上放れた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。これから本番が始まる。28日取材のため、29日付本欄休載になります。(了凡)