実体がない彼岸入り 地震や磁気嵐、欧州にも油断するな (2019.03.19)
週明け続伸。日経平均小陽線の引け。十字足に近い。実体がないためで、ダウ先物と上海総合高が手掛かり。春分から節目とみられる。15日、ダウ138ドル高。3連騰し3週ぶり反発した。米中協議合意期待によるもので、同首脳会談3月から4月に持ち越し。フィラデルフィア半導体指数が昨年9月5日以来の高値。19~20日FOMCハト派スタンスなど見越したものだ。週明け、香港の英字紙が米中首脳会談6月説を流し引っ込みがつかない場面。再びゴルディロックス(適温相場)によりを戻し手掛かり難に陥った。5日移動平均線2万1423円、25日線1373円ともに上向き。200日線1978円を試す動き。先物の空中戦にとどまっている。2月下旬からヘッジファンドが上海総合と日経平均の連動性を打ち出し、中国版プラザ合意を仮説に身を乗り出したが、彼岸入りと前後して地震や磁気嵐も伝えられ市場にも影響しそうだ。最近、24時間に1度世界で大きな地震があり、春分前後危ないという。半年前フィリピン海プレートから押す力が強くなり、関東それも房総沖に皺寄せ。春分の日が太陽南中(正午直前)「満月」だけに18日パリ暴動が起きた。欧州動乱の始まりという。21日を元旦とすれば、4月30日今上天皇退位と5月1日新天皇即位も平和にあらず。欧州の新体制が年末見えてくる見通し。ポストEU・ユーロといわれ、ドイツ銀破綻や英国のEU離脱失敗を口火に混乱が広がるイメージ。どちらが現実になっても銀行閉鎖に追い込まれ、リーマンショック50~100倍のスケール。現在、英国の王室で一時ロンドン退避が検討され、メディアやネットでにわかに現体制フォローが増え始めた。次世代といわれるネット社会。アップルやアマゾンなどGAFAが10~20年後世界の需要を先取り。パイを独り占めしており、いつまでたっても金利が上がらない。中国の場合、日本の高度成長時代と同時にネット社会がやってきた。1978年から40年、改革開放政策の反動が何倍にも跳ね返る。受け売りだが、米国が始めたネット消費社会は、ルーズベルト時代の経済統計が無力なように、最初から下駄をはいた数字で誰も咎めようとしない。ドーピングによる経済成長だった。1929年から始まった世界恐慌。太平洋戦争直前の12年で米国民数百万人が餓死したという。データが公式統計に載っていない。欧州の場合、リーマンショック10年で若手失業者50%。10年職に就けず極端な格差社会に追い込まれた。今年の彼岸入り要注意。ヘッジファンドによる急ごしらえの強気。油断するとやられる。
18日の日経平均133円高。大引け2万1584円。TOPIX1613(+11)。東証一部の出来高10億3300万株、売買代金1兆9100億円。値上がり1695(値下がり385)。6月限が2万1410円(+0.80%)の引け。夜間取引1390円、シカゴ円建て1385円。ダウ先物も2万5846ドルと小甘い。10年債-0.040%変わらず。米10年債2.586%同。上海総合が3096(+2.47%)で引けた。マザーズ指数の引け941.70(+1.92%)。確りだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。ベネズエラの混乱も何かの前兆だ。(了凡)