証券ビュー

アンコール伊勢町

はしゃぎ過ぎの反動も 3月が大きな節目油断しないこと (2019.03.13)

 大幅に続伸。日経平均小陽線の引け。5日移動平均線2万1341円を上回った。12日早朝英・EU離脱案見直しや米中電話協議が流れダウ200ドル高を受けたもの。ボーイング152ドル安に対しアップル40ドル高の乱高下。VIX恐怖指数に連動する先物の建玉によると、売り越し残高が5週連続増加し、2018年10月初め以来のボリューム。BGMが流れている間マネーも踊り続けたという。ユーロ圏や中国、日本のPMI(2月の製造業購買担当者景気指数)が50を切る中で、3月8日のSQ値2万1348円を超え先物の買い戻しに弾みがついた。100日線の1321円も上回りはしゃぎ過ぎ。機関投資家の損益分岐点といわれる200日線2100円、自律反発の上限とみられる2567円が上値の目安。利食い千人力と述べた通りだ。6日天王星おうし座入り本格化によるもので、ブレグジット英議会承認に反対の声が気になる。面白い情報が目にとまった。今の市場が実体より流動性過多の状態に置かれ、AIが人間を代行し値動きで先行している。このため、新高値を更新した翌月に昨年の安値を切る動きも考えられる。2019年1、2月の株価上昇が1987年以来というが、同年の納会がどんな軌跡をたどったか検証の必要があるという。各国中銀が量的緩和を始めた時代がベース。たとえば、米中協議が妥結するとFRBの懸念するバランスシート収縮終了。しかし、利上げの復活もありうるという。AIと人間のせめぎ合い。ちゃぶ台返しにつながるわけだ。中国企業が株主より共産党重視といわれるのも「一目均衡」という。中国政府や共産党の思惑で国有企業の経営陣が簡単に変わるためだ。共産党資本主義といわれ、資本家に変身した共産党幹部が富と権力を継承。とっくにクライシスなのに、崩壊しない紅い帝国のカラクリを臆面もなく続行している。中国の株式市場が国有企業のATM(現金自動支払機)といわれるのも独裁政治の特権。今後20年衰退(経済L字型)が続くという。改革は40年を迎えようとしているが、いつまでも未完のまま。衰退するが崩壊しないままに置かれ、共産党政権が中国の未来を犠牲にして自身の存続を図るプロセスと受けとめている。中国は台頭と没落が同根といわれる所以。3月が大きな節目に違いない。油断しないことだ。日経平均先物によると、大証の引け2万1330円(+1.91%)に対し夜間取引1270円、シカゴ円建て1290円と一服。ダウ先物も2万5676ドル止まり。VIX恐怖指数14.34(-10.65%)にとどまっている。
 12日の日経平均378円高。大引け2万1503円。TOPIX1605(+24)。東証一部の出来高12億3100万株、売買代金2兆3200億円。値上がり1893(値下がり185)。10年債-0.035%(+0.005)。米10年債2.667%(+0.025)。上海総合が3060(+1.10%)で引けた。マザーズ指数の引け931.04(+2.20%)。切り返した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。必ずチャンスがやってくる。(了凡)