証券ビュー

アンコール伊勢町

頼りになるかどうか 国破れても成長を期待できる企業 (2019.03.01)

 安寄り後反落。日経平均小陰線の引け。ダウ10週連続陽線にひびが入った。2月28日、米朝首脳会談物別れ。合意なしと伝えられ、予定より早く切り上がった会見に失望売り。共同声明なしで非核化を持ち越した。米国が北の制裁解除を拒み、北も複数の秘密核施設を手放さない旨折り合えず。アジア株安や米株先物安が円高に跳ね返った。日経平均先物によると、前日大証の引け2万1390円(-0.79%)に対し、夜間取引1360円、シカゴ円建て同。ダウ先物も2万5953ドルと小反落。動揺していない。VIX恐怖指数15.03(-0.92%)にしても小甘い。時間稼ぎとみられ、再び手詰まりだ。米通商代表が対中合意に多くの関門を指摘し、3月訪日して懸案の貿易交渉開始。1月の鉱工業生産3.7%低下(3ヵ月連続マイナス)、中国製造業2月のPMI49.2(3年ぶり低水準)など手掛かり難。インドと中国・パキスタンのカシミール紛争まで手が回らない。先行するダウにこだわると、1995年以来24年ぶり10週連続上昇息切れ。昨年10月3日の最高値2万6828ドルに胸突き八丁。S&P500が昨年10月以降3度2800で頭打ち。今回、引けで抜けないと厄介だ。FRB議長が資産縮小の「年内終了」を表明し、中長期ラリー継続も伝えられるが、当面我慢の時間帯が続くという。前日ダウ75ドル安(一時180ドル安)にうかがえるもので、米政権中枢に近いゴールドマンがガバメント・サックスといわれる所以。ブルームバーグの報道からにおってくる。米中に米朝も時間稼ぎ。よくも悪くも波乱含み。目を離せない今来週と述べた通り。3月6日、天王星がおうし座入りを控えているためで、英国のほかEUもおたおたし「離脱延期」と軌を一にしている。ガイアの法則によると、マグナカルタ(1215)から800年続いたアングロサクソンの物質文明が終焉。阪神淡路大震災(1995)を境に日本の明石が世界の中心。今後800年グリニッジに代わり標準時を刻むという。遠大な仮説に検証も手に余るが、3月6日以降ピッチが上がり本格化。7年後、正体を現すといわれる。旧体制の先送りが限界を迎えるためで、リーマンショック後10年、緩和マネーで乗り切ったかに見える財政拡大が足かせ。金利上昇によるもので、通貨革命をもたらすという。米国の債務残高約2400兆円。トランプ氏の減税で急膨張。危険水域といわれ久しい。行き詰まるのが確実だけに、国破れても持続的成長を期待できる企業に目がいく。2月27日紹介した■■■■(****)が一例。ベトナム進出24年。技術移転による事業基盤づくりでドイモイ(刷新)を後押し。ハノイとホーチミンのほかフエ(中部)にも拠点をつくり人気化の公算大。2035年まで人口ボーナスが続く。
 2月28日の日経平均171円安。大引け2万1385円。TOPIX1607(-12)。東証一部の出来高13億0100万株、売買代金2兆4400億円。値上がり702(値下がり1337)。10年債-0.015%(+0.015)。米10年債2.670%(-0.020)。上海総合が2940(-0.44%)で引けた。マザーズ指数の引け918.18(-2.26%)。引き締まって見える。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)など。彼我ともに、頼りになるかどうかだ。(了凡)