証券ビュー

アンコール伊勢町

米中に米朝も時間稼ぎ 3月を乗り切り10連休折り返し (2019.02.25)

 前週末5日ぶり小反落。日経平均小陽線の引け。後場下げ渋った。21日ダウ103ドル安、翌日同181ドル高を巡るもので、世界経済減速懸念と米中協議合意期待が主因。主な米株価指数9週連続上昇。米中首脳が3月中に会談し最終合意を目指す一方、まだ幾つか大きな障害があるという。21日、NY市場に流れた1月の中古住宅販売件数前月比1.2%減。フィラデルフィア連銀による2月の製造業景況指数マイナスに転落。米10年債が2.69%に上昇し一時ダウ192ドル安など踊り場。米中合意を得たい要求と近い将来得られない警戒が交錯。一過性か長期化か綱引きの状態だ。27~28日米朝首脳会談(ハノイ)に共通するもので時間稼ぎ。ベトナム戦争(1960~75)で米国に屈しなかった北が南北統一。旧ソ連崩壊を受けて95年和解し、親米により経済発展を遂げた経緯が手掛かり。独裁政権になじまず民主化が不可欠だけに、米中対立同様チキンレース。トランプ氏は非核化を急がず制裁そのまま。北の労働党や人民軍など特権階級も2018年の追加制裁で「没落」が伝えられ、非核化に向けて意味のある措置が必要という。23日金正恩氏が列車で中国入りする中、米高官が非核化に向けて共同声明を目指していると伝えられ、米中同様表のパフォーマンスと裏で妥協点を探る動きもうかがえた。日経平均先物によると、22日大証の引け2万1400円に対し夜間取引1440円、シカゴ円建て1445円。ダウ先物も2万6042ドルと小確り。VIX恐怖指数13.51(-6.57%)に拍子抜けした。現物の場合、5日移動平均線を9日連続上回って引け25日線も上向き。騰落レシオ110.18。引くに引けない状態。割高なダウにひきかえ、週明け確りと考えられる。26~27日、FRB議長の議会証言。28日、日本の1月鉱工業生産、2月中国製造業PMI、10~12月期米実質GDP。3月1日、米ISM製造業景気指数など発表される。原油や非鉄など資源価格の上値が重く、中国経済調整第2波の影響がうなずける。21日北海道胆振地方M5.7、22日ペルーとエクアドル国境付近M7.5。23日も九州天草灘でM4.4の地震。このほか長野周辺や京都中心部、千島海溝、房総沖。さらに、宮古島や奄美など要注意。1995年の阪神淡路大震災がガイアの法則に沿ったもので、日本をはじめ世界レベルの転換期。3月を口火に7年後、戦後の力関係が一変する見通しだ。米中や日本も無傷でいられない。このため、3月を乗り切り改元に伴う10連休折り返し。昨年10~12月高安の半値戻し2万2709円、自律反発の上限2万2567円が上値の目安。呼吸が合えば利食い千人力と述べた。
 22日の日経平均38円安。大引け2万1425円。TOPIX1609(-3)。東証一部の出来高9億8800万株、売買代金1兆8200億円。値上がり731(値下がり1288)。10年債-0.045%変わらず。米10年債2.649%(-0.038%)。上海総合が2804(+1.91%)で引けた。マザーズ指数の引け916.76(+1.35%)。週明け楽しみだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)など。JAXA「はやぶさ2」の成功快挙。「乙姫」が「リュウグウ」城に着陸したような気分だ。(了凡)