目を離せない今来週 2万2000円に届きそうな足取り (2019.02.27)
買い一巡後反落。日経平均中陰線の引け。後場一段安だ。前日ダウ60ドル高(一時209ドル高)を受けたもので、米株価指数先物安がきっかけ。昼頃インドがパキスタンを攻撃と伝えられ事なきを得た。依然、5日移動平均線2万1459円を上回りじり高。100日線を抜くと200日線2066円に届きそうな足取り。ダウ・ナスダックともに9週連続陽線を引き、10週目が岐路とみられる。26~27日FRB議長の議会証言。28日米実質GDP(昨年10~12月期)発表。さらに、27~28日米朝首脳会談など新たな手掛かり。3月6日以降、変化が急ピッチになる見込みだ。FRBが金利のほか量的引き締めも年内終わりとアナウンス。ドル安と円安が綱引きでさまにならない。米朝会談も2回目で盛り上がりに欠ける。トランプ氏が金正恩氏に在韓米軍撤退と北の非核化を持ち掛け段階的に解消。完了すれば平和宣言という。平壌からハノイまで専用列車片道4500キロ。丹東、天津を通り北京に立ち寄らないものの約60時間。芝居がかったもので互いに2匹目の泥鰌。北と社会主義国で血盟関係にある中国、ベトナム、ラオスも米国を利用しようと画策。昨年6月シンガポールの経済効果30億ドルといわれ、一昨年11月ダナンでAPECが成功したベトナムにも追い風。中国から対米輸出を切り替えると、関税がかからない上に物価、人件費も安い。双方にとって対中牽制効果もある。ベトナムのグエン書記長。国家主席を兼任し、米朝会談後の翌日ラオス訪問の予定だ。一方、日本に打つ手なし。これだけ動きがあるのに、野党が国会で統計不正追及に終始。モリカケの二番煎じだ。去る24日、沖縄の県民投票にしても空回り。辺古野埋め立てに反対72.2%(賛成19.1%)を占めながら棄権47.54%。ブレグジットと似たような経緯にある。仮に米軍撤退後中国がちょっかいを出すとどうなるか。中国の反日共同統一戦線が日本の指導部に第2次大戦の結果を認め、近隣諸国に対し領土返還を求めている。敗戦後、日本の領土が北海道、本州、四国、九州に限定され、北方領土のほか竹島、尖閣列島、沖縄も対象外と一方的。米軍が去ると人民解放軍が乗り込むという。米軍が1973年ベトナム、92年フィリピンから撤退して何が起きたか。東シナ海ばかりか南シナ海も中国の影響下に置かれ、双方アセアンや日本、米国に助けを求めている。沖縄が中国の圧力を受けチベットのようになると厄介。官房長官が一喝するといい。今来週、目を離せない。
26日の日経平均78円安。大引け2万1449円。TOPIX1617(-3)。東証一部の出来高10億7800万株、売買代金1兆8900億円。値上がり726(値下がり1250)。3月限が2万1480円(-0.32%)の引け。夜間取引1490円、シカゴ円建て1460円。ダウ先物も2万5994ドルと小動き。VIX恐怖指数15.08(+11.62%)に反転した。10年債-0.030%(+0.010)。米10年債2.656%(-0.015)。上海総合が2941(-0.67%)で引けた。マザーズ指数の引け932.61(+0.06%)。商いを伴っている。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。ベトナム関連で■■■■(****)が見直される。27日取材のため、28日付休載になります。(了凡)