米中対立に矛先鈍い ドルの割高感と円の割安感が綱引き (2019.02.08)
安寄り後反落。日経平均小陰線の引け。後場下げ渋った。前日ダウ21ドル安を受けたもので、東証33業種のうち情報・通信を除く32業種値下がり。■■■■■■■(****)S高が日経平均を166円持ち上げ、主力の■■■(****)126円安や■■■■■■(****)128円安など軒並み続落。1月第5週(1月28日~2月1日)、外資が日本株を現物先物計35億円売り越し(前週2012億円買い越し)、余波とみられる。昨年12月~2月踊り場と述べた通り。指数の場味に違和感があり、マイナスとマイナス材料がぶつかりプラスの地合い。■■■■■(****)と関係分で■■■■(****)がS高になった。日経平均先物によると、大証の引け2万0720円(-0.72%)に対し夜間取引0760円、シカゴ円建て0770円。ダウ先物も2万5284ドル(-0.17%)と矛先が鈍い。VIX恐怖指数15.57変わらず。模様眺めだ。現物が5日移動平均線2万0828円を下回り、25日線0516円がボーダーライン。米国株にしても、半導体のほか、ヘルスケア、バイオ関連の戻りが一巡し前日ゲーム関連安。弁証法効果が後退した。7日付日経夕刊「十字路」にドルの割高感と円の割安感が綱引き。短期円高から長期円安の公算が大きいという。今後予想される国内景気の落ち込みに対し、日銀が国債購入を増やしヘリコプターマネー政策を進める見立て。政府債務増大に伴い国債利回りが上昇すると、さらに国債購入待ったなし。中長期円安に拍車がかかる見通し。局面を打開できる銘柄が見当たらないのも道理。■■■■■■(****)続落、■■■(****)1年4ヵ月ぶり安値など外資がもたらした。4、5日メルケル氏来日もよほどのことで中国牽制と受け取られ、世銀新総裁にトランプ氏推薦のマルパス氏(62)起用然り。この先、中国向け融資縮小が見込まれる。6日、EU大統領のトゥスク氏が英国の離脱強硬派を猛烈に批判したものの諸刃の剣。3月以降、戦後最大のクライマックス本格化。一過性でなく7年続く旨に変わりない。西側が「中国製造2025」フェーズⅠ(2015~25年)に対抗するもので、2019年(中国建国70周年)から21年(同共産党100周年)が前半のヤマ場。ファーウェイがつかまり絶体絶命。混沌としてきた。日本は米中対立のはざまでロシア、アセアン、豪州、インドなど親和勢力の結束を目指すほかない。仮説に過ぎないが、米中ともに中長期共倒れ。ガイアの法則に収斂する。
7日の日経平均122円安。大引け2万0751円。TOPIX1569(-13)。東証一部の出来高12億5000万株、売買代金2兆5500億円。値上がり489(値下がり1575)。10年債-0.015%(+0.005)。米10年債2.690%(+0.003)。マザーズ指数の引け870.39(-0.49%)。反転待ちだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。週末から3連休にかけて北極上空の極渦崩壊に伴う-30℃の寒気団がシベリアに南下。1月下旬の米国中西部同様危険な寒さになるという。(了凡)