雲に阻まれ煮え詰まり 局面を打開できる銘柄見当たらず (2019.02.07)
高寄り後一進一退。日経平均小陰線の引け。小反発にとどまった。前日ダウ172ドル高が追い風。後場円高に振れ模様眺め。8日オプションSQを控えポジション調整とみられる。トランプ氏の一般教書演説が米朝再会談27、28日(ベトナム)のほか、ねじれ議会や財源の制約から経済運営に難がうかがえ手詰まり。■■(****)が通期の連結純利益を下方修正し49円安になる一方、■■■■■■■(****)は計画通り同増益の見込みで46円高。指数の場味と違和感がある。マイナスとマイナスでプラスの地合い。5日ぶり急反発した■■■■■(****)が一例。2821円(+7.67%)で引け、一連のバイオ関連にリバウンドを促した。夜間取引で大幅に続伸している。■■(****)のブックビルを刺激し22日上場を後押し。26日上場予定の■■■■■■(****)も影響を受ける。米調査会社によると、米主要500社で2月上旬まで決算発表済み61%が2019年1~3月期下方修正。しかし、株価が年初来10%上昇し市場平均を約2%上回るという。政府機関一部閉鎖により新たな統計に事欠く中、米雇用統計やISM(米サプライマネジメント教会)の景況感指数、FOMCの利上げ見直しなどでしのいできたが、反発局面も終わりが近いといわれる。6日、関係分で■■■■(****)がS高。豚コレラが愛知をはじめ大阪、長野、滋賀、岐阜5府県に拡大し、同社の無農薬・無投薬の食肉や鶏卵、牛乳など見直されるわけだ。山口県が巻き込まれるとアウトだけに短兵急。昨年12月の上場来高値1647円から半値押し。半値戻し1200円前後が目安になる。一過性のもので後腐れがない。日経平均を見ると、依然一目均衡表の雲に阻まれ煮え詰まり。もち合い放れを囁く向きがあり、75日移動平均線2万1298円がフシという。昨年5月に始まった戦後最大のクライマックス。11月までお試し期間。同12月から2月にかけて踊り場。3月以降本格化。一過性でなく7年続く見通しに変わりない。面白いのが、FobesJAPANの一節。米中対立により負けるのが中国。しかし、中国の国民に利益をもたらすという。関税引き下げに伴う割安な輸入品に選択肢がふえる上、不動産バブル崩壊により資産価格下落も見込まれ、輸出から内需主導に経済構造を転換できるためだ。首相の中国接近発言にひやひやする。米国が聞き耳をたて批判している模様で誤解を生むもとだ。トランプ氏の対決・封じ込めにひきかえ、首相の協調・交流がいかにも悩ましい。現在、市場で局面を打開できる銘柄が見当たらないのに似ている。
6日の日経平均29円高。大引け2万0874円。TOPIX1582(-1)。東証一部の出来高12億5000万株、売買代金2兆2800億円。値上がり936(値下がり1106)。3月限が2万0870円(+0.19%)の引け。夜間取引0830円、シカゴ円建て0835円。ダウ先物も2万5276ドルと小甘い。VIX恐怖指数15.71(-0.13%)。適温相場と考えられる。10年債-0.020%(-0.005)。米10年債2.685%(-0.016)。マザーズ指数の引け874.66(+0.67%)。2月が見どころだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。■■■■■■■(****)も出番待ちだ。(了凡)