証券ビュー

アンコール伊勢町

災い転じて福となす 循環要因で株安スケール限られる (2018.12.27)

 6日ぶり反発。日経平均小陽線の引け。気迷いに包まれた。買い戻し一巡後伸び悩み、後場大手証券の追い証大量発生が伝えられ急落。NY市場のXマス明けを見越し再び買い戻された。25日の日経平均1万9155円。PBR(解散価値)0.99となり、PER10.71を加味しても割安。売られ過ぎに違いない。しかし、年初来外資の売り越し5兆円に対し日銀の買い越し6兆円。外資も痛手を蒙った模様で踊り場。過渡期に割安、割高もない。米中対立をはじめFRBの利上げ、世界景気の減速・後退説、国内の消費税引き上げなど大半織り込み済み。2月1071円安、12月1010円安ながらバブル崩壊に当たらない。米国のGAFA4強が割高にかかわらず世界の株高をリード。10月頭打ちになっただけのこと。FRBの金融引き締め、ECB追随によるもので、日銀の10年債許容レンジ-0.2%といわれ来年反転。1月中にあく抜けする公算が大きい。さらに10年債が下がると円高抑制につながり株高支援。反転の後押しに作用する。株安の主因が米国長短金利の上昇である以上、政策の限界にぶち当たったわけだ。ヘッジファンドが累損を気にしてジャンク債に高いレバレッジをかけ裏目に出たのが真相に近い。来年あと2回といわれるFRBの利上げを念頭に、26日のVIX恐怖指数35.00(-16.24%)を勘案すると、数週間調整が必要な場面。米国発によるもので、トランプ政権が制御機能を取り戻すまで時間がかかる。原油先物安も同次元。来年1月協調減産を決めたところで12月の生産がピーク更新とあって逆回転。再び20ドル説が流れ始めた。日本にとって好材料。■■■■(****)の出直りにつながる。26日引け後、第3者割当を発表した■■■■■■■(****)然り。来年1月15日に主幹事の大和証券が応じるもので、新株予約権の当初行使価額109円(下限66円)。資金調達31億8200万円。どさくさの中で夜間取引思案顔。タイムリーに決まると動き出す見込みだ。世界株安が米中対立を巡る混乱にあり、日本は決め手を欠く現状から個別に活路を見出すほかない。日米とも代表的な株価指数が2割以上下落。納会間際戻したことろで年明け尾を引き弱気相場入り。米国より中国の影響が大きいといわれても、来年3月「本格化」で説明できる。今回の株安が米国の利上げに伴う循環的なもので、スケールも限られているだけに前向き。■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など有力なヘッジ対象。ポジティブに進むほかない。
 26日の日経平均171円高。大引け1万9327円。TOPIX1431「(+15)。東証一部の出来高13億8800万株、売買代金2兆2800億円。値上がり1831(値下がり254)。3月限が1万9390円(+2.21%)の引け。夜間取引9510円(+0.62%)、シカゴ円建て9515円(+1.38%)。ダウ先物も2万1823ドル(+0.57%)と確り。10年債0.010%変わらず。米10年債2.724%(-0.016)。上海総合が2498(-0.26%)で引けた。マザーズ指数の引け775.85(+2.49%)。諦めていない。値上がり率ランキングによると、関係分■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)など。災い転じて福となすところだ。(了凡)