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アンコール伊勢町

売られ過ぎのサイン 米中対立も半導体サイクルと瓜二つ (2018.12.13)

 3日ぶり急反発。日経平均中陽線の引け。売られ過ぎのサインが出た。先物のショートカバー(買い戻し)によるもので、寄り前カナダの裁判所がファーウェイ副会長保釈を許可したのが口火。買い一巡後、もみ合いの末ジリ高。打って変わり全面高になった。逆イールド、米中対立、英国EU離脱など行き過ぎた悲観論の反動とみられ、年明けから11月まで11兆円超売り越した外資の巻き戻しが支援材料。7日ぶり5日移動平均線2万1430円を上回った。しかし、25日線2万1881円が下向き。弱気のかたまりがぶらさがったまま。来年3月まで三角もち合いを仮説に検証する場面だ。ファーウェイCFO保釈について、11日カナダの元外交官が中国で拘束され無言の圧力。中国に偶然なしという。同CFO、人権上の問題も伝えられる。今年甲状腺の除去手術を受けたといわれ、2011年の福島原発事故直後成田に長期滞在。障害がある模様。さらに、中国政府所有の不動産が世界中にあり、中でも多いのがカナダ。今回、中国に不動産バブル崩壊の虚を衝かれ応じたという。おまけに、ファーウェイはキャッチアップするため米国の技術を盗んだのでなく、自前の技術でスマホの性能がアップルをしのぐといわれる情報戦。5G(第5世代通信システム)が主戦場になっている。この儘いくと、米国が負けるとの判断が本音に近い。11日述べた半値押しと半値戻しの世界。半導体と同様にスーパーサイクルの踊り場で牽制し合っているのが現状だ。国内は、日経平均の半値戻し2万2709円が中心値。売り方、買い方も助からず痛み分け。米中も半導体サイクルと瓜二つで消耗戦に陥った。個別に■■■■■■■■(****)の半値1万1692円、■■■■■■(****)の同367円が下値の目安。半面、オペック総会「減産合意」の反動を見越した■■■■(****)が739円高値引け。今期上方修正が見込まれる上、600円どころの底を叩いた売り方がつかまった。踏みなしに収まらない。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、トランプ氏は執務室で経済ニュース番組つけっ放し。株価にくぎづけといわれ、動くたび側近に理由を訊くという。日経平均先物によると、大証の引け2万1660円(+2.51%)に対し夜間取引1730円、シカゴ円建て1715円と堅調。ダウ先物も2万4604ドル(+0.75%)をつけ、VIX恐怖指数21.31(-5.87%)よし。14日のSQが興味深い。
 12日の日経平均454円高。大引け2万1602円。TOPIX1606(+31)。東証一部の出来高14億8000万株、売買代金2兆7800億円。値上がり1867(値下がり213)。10年債0.055%(+0.015)。米10年債2.890%(+0.016)。上海総合が2602(+0.31%)で引けた。マザーズ指数の引け957.25(+3.77%)。息を吹き返した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など。仮想通貨がボトム圏に入った。(了凡)