三角もち合い体力勝負 通貨革命に御一新もついて回る (2018.12.12)
高寄り後戻し続落。日経平均小陰線の引け。後場下げ渋った。ダウ先物と上海総合が綱引き。需給要因とみられ、14日メジャーSQを前にロールオーバー順調。騰落レシオが84%台に下がり、売られ過ぎのサインと考えられる。11日午前、中国副首相と米財務長官・USTR代表の電話会議が伝えられ先物にショートカバー(買い戻し)が入った。米国株の魅力が逆イールド(長短金利逆転)に米中対立、来年の景気減速など真に受けて「現金」を下回るという。これに対し、米ストラジストのダン・スズキ氏が反論。「米国株は変動率の上昇を伴いながら強気相場が続く」という。10日ダウ34ドル高(一時507ドル安)を物語るもので、長い下ヒゲが悲観論のかたまり。10月3日2万6828ドルを最高値に、10日ザラバ安値2万3881ドルまで押し11%。乱高下が2ヵ月続き三角もち合いと受け取れる。米中対立のほか欧州も波乱続き。EU結成20年を数え、独首相が退任し仏大統領も内政混乱のさなか、10日英首相がEU離脱案の議会採決延期を表明。13日EU首脳会議(ブリュッセル)で何らか歩み寄りがあればよし。物別れなら来年3月29日を期限に大もち合い。事実上、消耗戦となり体力勝負になる見通し。再三述べたように、G7、APEC、G20などいくら話し合ってもコミュニケ(共同声明)が出せず、年明けも混沌としたまま。だからといってキャッシュが魅力と思わない。天王星の84年周期によると、維新17年前、敗戦の11年前に相当する戦後のクライマックス。通貨革命に御一新もついて回るという。占星術に詳しい。今年5月17日、天王星が牡羊座からおうし座に移動。11月、一旦牡羊座に逆行して戻った。来年3月初め、再びおうし座に入る公転周期84年。前回がヒットラー政権誕生と第2次大戦。日本では戦争と同時に東南海・南海地震。天王星がおうし座から双子座に移る14年の過程で起きているという。その前、1850年をまたぐ頃起きており、日本が幕末動乱と東海南海に江戸地震。欧州は現在と同様に1848年の2月革命と連動し、旧秩序が本格的に崩壊する動乱期に入ったという。米国もゴールドラッシュ、石油発見、南北戦争に明け暮れた。地震噴火が最も活発なところで大きな変化が起きる。日本が典型的なケース。5月に大騒ぎしたハワイのキラウェア火山がピタリ鳴りを潜め、日本周辺かアラスカ~中南米西海岸で起きる公算が大きいという。2019年が亥年でなおさら。日本企業はバブル崩壊30年、リーマン10年をしのいだだけに正念場。三角もち合いをものにできる。
11日の日経平均71円安。大引け2万1148円。TOPIX1575(-14)。東証一部の出来高14億7600万株、売買代金2兆5000億円。値上がり324(値下がり1745)。12月限が2万1130円(-0.05%)の引け。夜間取引1290円、シカゴ円建て1270円。ダウ先物も2万4551ドルと確り。VIX恐怖指数22.55(-2.93%)が一服している。10年債0.045%(+0.010)。米10年債2.886%(+0.035)。上海総合が2594(+0.37%)で引けた。マザーズ指数の引け922.46(-2.67%)。腰が引けてさまにならない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。油断しないことだ。(了凡)