証券ビュー

アンコール伊勢町

案ずるより産むが易し 世界でなく米国のため日本が必要 (2018.12.03)

 前週末続伸。日経平均小陽線の引け。6連騰になった。3週間ぶり200日移動平均線2万2300円を回復。買われ過ぎ圏内という。11月30日のG20 と12月1日米中首脳会談に対し、主要メディアの行き過ぎた悲観論を修正するもの。11月29日ダウ27ドル安、30日199ドル高にも明らか。28日FRB議長講演やFOMC議事録要旨で追加利上げが後退したほか、米中相違点の一致増加に交渉中新たな関税を見送るなど歩み寄りが大きい。日米首脳会談で対日貿易赤字縮小が評価され、F351兆円購入検討も好感された。11月30日発表された中国製造業PMIが50.0(市場予想50.2)にかかわらず、WTI一時49.41ドル、米10年債同2.99%、日本の10年債も同0.075%をつけ小康を取り戻した。日経平均先物によると、前週末大証の引け2万2350円(+0.49%)に対し、夜間取引2410円、シカゴ円建て2420円。ダウ先物も2万5588ドル(+0.78%)と確り。半面、VIX恐怖指数が18.07(-3.83%)に低下。週明け高寄り後三角もち合いに異論ない。案ずるより産むが易し。強面の地合いが続きそうだ。リーマンショック後10年続いた好景気が2018年頭打ち。来年下振れといった論調に対抗するもので踊り場。ドル高と円安が連動し米国と日本が株高をリード。やがて半導体のスーパーサイクル第2幕という見立てだ。今年と来年いい年に越したことはない。日本の場合、年初来11月まで11兆円超外資の売り越しをしのぐ大幅な買い越しがミステリー。米国は中国の覇権を阻止する上で日本の協力が欠かせない。世界のためでなく、米国のため日本を必要としている。米軍が後ろ盾といわれる東京地検特捜部。ルノー傘下の■■■■■(****)前会長ゴーン氏を逮捕したのもこの一環。仏ロスチャイルド銀に注文をつけた。事情に疎い日本が欧米や中東、中露にも全方位外交だけに存在感を欠いているところがミソ。のこのこ出ていって消耗戦に巻き込まれるよりマシ。この世に生きる者にとって、戦争は誰が一番儲けるか分析が宿痾という。トランプ氏の「新モンロー主義」に対し、異を唱えた仏大統領が11月9日「欧州軍}創設を提案。米軍を欧州から追い出す旨表明し米国の反発に火をつけたという。その後1週間米仏非難の応酬があり、19日ゴーン氏がつかまった。首相はG20で仏大統領に「政府が関与すべき問題でない」と流している。今回のG20もそれらしいコミュニケ(共同声明)出なかったように、6日オペック総会然り。原油先物が「底割れ」しないと事態の好転を期待できない。■■■■(****)と逆相関になるわけだ。
 11月30日の日経平均88円高。大引け2万2351円。TOPIX1667(+7)。東証一部の出来高18億1900万株、売買代金3兆6600億円。値上がり1311(値下がり737)。10年債0.085%(+0.005)。米10年債3.004%(-0.022)。上海総合が2588(+0.81%)で引けた。マザーズ指数の引け1011.43(+0.05%)。上振れの公算が大きい。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。半値戻し2万2709円が目安だ。(了凡)