悲観しても始まらない 米中首脳会談を前に強面の地合い (2018.11.29)
さらに続伸。日経平均小陽線の引け。需給が改善した。米中首脳会談の進展や1ドル113円台後半の円安も手掛かり。売られた銘柄が買い戻され、出遅れの水準訂正と合流。下ヒゲなしの陽線になった。200日移動平均線2万2293円を抜くと75日線2559円目前。月末にかけて半値戻し2709円を指呼の間にとらえた。27日ダウ108ドル高(一時224ドル安)に呼応するもので、米中何らかの合意を先取り。主力の指数銘柄にこだわらずヘルスケアや通信などディフェンシブ関連が上昇。盛り上がりに欠ける。日経平均先物によると、大証の引け2万2230円(+1.05%)に対し夜間取引2250円、シカゴ円建て2245円(+0.68%)。ダウ先物も2万4825ドル(+0.34%)と延長線上。米中首脳12月1日会談も伝えられ強面の地合いだ。前日述べたように、年初来11兆円にのぼる外資の売り越しを吸収しただけに、前向きに受けとめる向きも珍しくない。28日付日経夕刊(十字路)に11月中旬欧米投資家の動向が寄せられ、日本株が中長期残されたフロンティアとして見直されている旨興味深い。来年株や債券、為替、国際商品など見方が割れネガティブな見通しが多いものの、10~11月の調整で相当織り込んだのも事実。悲観しても始まらない。受け売りだが、習近平氏の母校で清華大学の経済管理学院に数十人米巨大財閥の顔ぶれ。ジェネラル・アトランティックやKKR社、カーライル・グループなどウォール街と直結するもので、彼らは意図して米中投資に深く食い込み戦争できない仕組みという。今回の米中対立も、一触即発といわれた米朝開戦から急転直下シンガポール首脳会談に切り替わった経緯と似ている。トランプ氏はディール(取引)の成立が目的で、中国のほか日本、ロシア、韓国、インド、トルコ、ドイツの各国首脳とも会談する予定。お試し期間の大詰めにふさわしいプログラムだ。半値戻しが全値、倍返しも考えられるだけに前向きでないと解決しない。■■■■(****)が半値戻しの一番手。12月6日OPEC減産合意も裏目に出るとみられ、WTI50ドル割れを見ないと収まらない。業績好転が見込まれ、600円を売り叩いた向きの買い戻しが本格化。大台替えから800円相場と述べた。23日現在、貸借倍率1.13に接近している。■■■■■■(****)もよし。ビットコインの出来高が急増し新旧交代。大手の業者に取引が収斂し始めた。■■■■■■■(****)はジリ高。ドン底で半年以上もみ来年化ける。
28日の日経平均224円高。大引け2万2177円。TOPIX1653(+9)。東証一部の出来高13億8800万株、売買代金2兆5500億円。値上がり1416(値下がり612)。10年債0.095%(+0.010)。米10年債3.053%(-0.002)。上海総合が2601(+1.05%)で引けた。マザーズ指数の引け995.71(+2.12%)。二段上げが見込まれる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。踏ん張りどころだ。(了凡)