証券ビュー

アンコール伊勢町

週明け3日来週の伏線 外資の先物売り目立ち半値戻し (2018.11.19)

 前週末続落。日経平均小陰線の引け。外資の先物売りが目立つ。欧米や日本で半導体関連が踊り場を迎え、米中対立、ブレグジット、イタリアの財政問題など手詰まり。10月差し引き1兆8000億円にのぼる。日経平均先物によるもので、2008年以来最大の売り越し。外資のシェアが現物6割先物7割といわれるだけに、日銀の1年6兆円ETF買いを加味してもうかつに出られない。25日移動平均線、75日線、200日線も下向き。22日米国感謝祭、23日も日本が勤労感謝の日で休場。19~21日小動きにとどまりそうだ。日経平均先物によると、16日大証引け2万1650円(-0.78%)に対し夜間取引760円、シカゴ円建て750円。ダウ先物も2万5448ドルと確り。VIX恐怖指数が18.14(-9.21%)に下がった。このため、週明け100円程度上鞘で始まりそうだ。16日ダウ123ドル高が手掛かり。15日の米通商改革要請に対し中国が改善案142項目回答し、米10年債低下を受けたもの。しかし、APECで米中が通商で非難の応酬。マレーシアのマハティール首相(93)がIMDB(政府系投資会社)の資金流用で被害を受けた損失保証670億円をゴールドマンに突きつけ、違法行為を法支配の下で裁かれるべきとトランプ氏に迫ったのも不測の事態。10年前、リーマンショックにより米政府主導で救済されたAIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)が、事実上ゴールドマン救済のための国策とわかり、当時の財務長官がゴールドマンOB。同長官がリーマンを破綻せしめ、850億ドルの公的資金でAIG救済の離れ業。ゴールドマンはAIGから130億ドルの債券を100%回収。1年後に最高益を計上している。トランプ氏はビジネスマン。政権中枢をゴールドマン系で固め、IMDB関連不祥事を受けて前週のゴールドマン約10%急落。ユダヤとイスラエルの対立さながら大きな火種を抱えている。CIAがサウジ記者殺害の主犯にムハンマド皇太子を断定しなおさらだ。受け売りだが、山一証券倒産当時に株の仕手戦でやり合い、資金難に追い込んだのがゴールドマンという。陰で動いたといわれる元国務長官も語り草。マハティール氏は、20年前アジア通貨危機で米国のヘッジファンドに煮え湯を飲まされ筋金入りだ。日本の場合、米中対立に伴う景気減速に日米年間7兆円にのぼる貿易不均衡改善が課題。うち4兆円が自動車輸出で昨年174万台。16日、駐日米大使が日本に輸出減、米国車と農産物輸入拡大が不可欠と言明。首相が国益に反する合意をしないというが、大幅な譲歩や消費増税断念との観測もある。何れにしても、月末にかけて半値戻し2万2709円が上値の目安。一旦利食い千人力。■■■■(****)と■■■■■■■■(****)が逆相関で興味深い。
 16日の日経平均123円安。大引け2万1680円。TOPIX1629(-9)。東証一部の出来高14億2400万株、売買代金2兆5500億円。値上がり607(値下がり1442)。10年債0.105%変わらず。米10年債3.072%(-0.034)。上海総合が2679(+0.41%)で引けた。マザーズ指数の引け948.32(-0.89%)。値固めに入った。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。週明け3日、来週の伏線とみられる。(了凡)