半値戻しが全値戻しに 米中間選後手詰まり月末G20 待ち (2018.11.13)
週明け小反発。日経平均小陽線の引け。鯨幕相場が定着した。続落の後上海総合反発、1ドル114円台の円安の手掛かり。買い戻しが一巡し後場小動き。25日移動平均線(12日2万2235円)がじり安で気が重い。手詰まりによるもので、米中間選後の思惑が後退し再び踊り場。月末G20の米中首脳会談で一時停戦の有無が焦点という。国内も中国の景気減速を受けて輸出が頭打ち。来年10月消費増税が気懸かりなほか、首相の憲法改正シフトもリスクオフの材料。JQ、マザーズそろって続反落した。月末にかけて半値戻し。米中歩み寄りを見越して掉尾の一振に変わりない。米中間選後の8日、北京でキッシンジャー氏(95)と習近平氏(65)の会談を持ち掛けたのがトランプ氏(72)といわれ、大筋対立を緩和しなければならない旨が骨子。要するに、ディール(取引)。仕掛け、仕掛けられた尊大同士の痛み分け。利害損失の探り合いだ。トランプ氏はキッシンジャー氏と一線を画す意向という。ロンドン9日ロイターによると、間もなく米中足の引っ張り合いが始まる見込み。8日の会談が米中関係の改善にならないわけだ。11日、パリで開かれた第1次大戦100年記念式典。各国首脳級約70人同席しながら、仏独が孤立主義に警鐘を鳴らし米国そっぽ。日本は副総理・財務相の参列で格落ちになった。来月減産を協議するOPEC然り。非加盟国も自分のことで頭が一杯。サウジがOPEC解体に伴う影響を調査している。過去60年の権益を手放すわけで存亡の危機。10月にWTI1バレル76.90ドル(2016年2月26.05ドル)をつけ、9日60ドル割れを見ただけに紛糾が予想される。産油国が脱石油に舵を切るもので、米ドルとリンクされた決済にも跳ね返る。受け売りだが、米ドルを支えているのが円の自前資産。中国は外貨準備3兆ドル(日本の2倍)のうち3分の1が自前。あと借金で回しているという。日本は万一に備え貯め込むばかり。米国がATM代わりにドル円を使っている。このため、1995年阪神大震災、2011年東日本大震災当時も大幅な円高。並みの国なら円安のところ本末転倒になった。1ドル360円から80円割れの超円高をしのいだわけで、日本がピンチになるとドルが急落する仕組みだ。米露に代わり、米中冷戦でも変わらない。非常時に、■■■■■■(****)や■■■■■■(****)が活躍するとしめたもの。■■■■■■■(****)に■■■■(****)も九死に一生。中長期まさかの先取りだ。
12日の日経平均19円高。大引け2万2269円。TOPIX1671(-1)。東証一部の出来高12億3100万株、売買代金2兆1500億円。値上がり887(値下がり1142)。12月限が2万2250円(-0.08%)の引け。夜間取引120円、シカゴ円建て110円。ダウ先物も2万5944ドル(-0.10%)と小甘い。10年債申さず。米10年債3.190%(-0.048)。上海総合が2630(+1.22%)で引けた。マザーズ指数の引け965.88(-2.48%)。悪くない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。半値戻しが全値戻しにつながる。(了凡)