じり貧には粘り腰必要 指数にこだわらず個別企業に活路 (2018.11.06)
週明け反落。日経平均小陰線の引け。前週末の反動だ。米政府高官が月末トランプ氏の指示した米中首脳会談で貿易合意を否定。5日、上海で輸入博開幕に習氏が市場開放を強調。にもかかわらず、上海総合安が響いた。TOPIXも建設、空運を除き33業種反落。■■■■■■■■■■■■■■(****)が10月の国内既存店10%減を受け1銘柄で日経平均106円安だ。前週末、25日移動平均線2万2601円と75日線2701円がデッドクロス。上放れ直後「辻斬り」に見舞われ、騰落レシオ73%台で5日線1841円より上にとどまった。6日■■■■■■(****)をピークに決算発表が峠を越し、月末ファンドの解約売りを織り込む場面。お試し期間のほか、年末年始、来年3月末本格化に向けて乱高下が続きそうだ。11日米露首脳会談も伝えられるためで、日本時間7日午後判明する米中間選と前後して売り買い交錯。5日線を下値に半値戻し2万2709円が上値の目安だ。指数にこだわらず個別企業に活路。じり貧には粘り腰という。■■■■■■■(****)が一例。5日159円で引けた。2日、BSフジ20~22時放送のゲノム医療が手掛かり。3年前から中村祐輔教授(65)の発言に耳を傾け、自ら訪米し事実を確かめたという塩崎元厚労相(67)が後押し。2014~17年在任当時のメンバーがリキッドバイオプシー(がん検査法)、ネオアンチゲン(同治療法)の推進役。コストの克服が課題という。中村教授が内閣府研究プロジェクトのディレクターだけに追い風。「オプジーボ」の効果ががん患者1~2割に対し、ネオアンチゲンの場合、オーダーメイド。ゲノム解析により最適なワクチンをつくる。がんを攻撃する免疫細胞を増やす効果があるという。ジリ高のうちに6月29日の戻り高値185円を突破。来年、強運といわれる。■■■■■■(****)も狙い目。2月高値5290円の半値水準。10月31日の減益決算発表で売られ通期織り込んだ。国会でもCNF(セルロース・ナノファイバー)が話題になり、今後リニアのトンネル工事(岩盤固結剤)で大規模な特需が見込まれる。近い将来炭素繊維を抜くといわれ、半値戻し3803円、倍返し6776円も視野にある。王子HD(3861)が同感覚。段ボール増産でも指折りだ。日経平均先物によると、大証の引け2万1870円(-1.62%)に対し夜間取引2000円、シカゴ円建て1990円。ダウ先物2万5258ドルと確り。VIX恐怖指数が20.49(+5.95%)で信号待ちだ。
5日の日経平均344円安。大引け2万1898円。TOPIX1640円(-18)。東証一部の出来高14億8900万株、売買代金2兆6200億円。値上がり656(値下がり1372)。10年債利回り0.125%変わらず。米10年債3.201%(-0.015)。上海総合が2665(-0.41%)で引けた。マザーズ指数の引け946.38(+1.66%)。上値を探り始めた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■(****)など。受け売りだが、米国の地下水脈に異変が起きているという。サンアンドレアス断層のミステリー地震が懸念されている地域。1日付ロサンゼルスタイムズが伝えた。ゆっくり移動する災害でビッグワン。3日、イタリアのベネチア水没も気になるところだ。(了凡)